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2006年9月号

〓〓〓〓〓〓試写室だより 封切はこれからだ!〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓第五号〓〓〓

     映画を見るプロが選ぶベスト映画&裏ベスト映画
      ∴・∴・∴2006年9月封切り篇∴・∴・∴

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【ベスト】=これぞまぎれもなく、映画を見るプロが選んだ9月の最高作。心して見よ。
【裏ベスト】=出来、不出来は二の次、偏愛あり、ヒイキの引き倒しあり、極私的なケッサク選!
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※今月のベスト1位 ◇グエムル―漢江(ハンガン)の怪物―◇
※今月の裏ベスト1位 ◇マイアミ・バイス◇紀子の食卓(同列1位)◇
※今月の総合ベスト1位 ◇グエムル―漢江(ハンガン)の怪物―◇

※その他の人気作
◆フラガール◆サラバンド◆セプテンバー・テープ◆40歳の童貞男◆イルマーレ
◆西瓜◆セレブの種◆太陽の傷◆ユア・マイ・サンシャイン◆カポーティなど

◆◇◆2位~5位の作品と執筆者プロフィール、近況、著作はHPに掲載◆◇◆
    http://www.ne.jp/asahi/regard/best-urabest

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★秋本鉄次さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江(ハンガン)の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●イルマーレ
     http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/
  ●スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
     http://www.sukeban.jp/

  「グエムル」はハリウッド怪物映画の既視感もあるけど、最終的には「殺人の追憶」
 のジュノ監督の独自性の勝利と見た。哀愁の怪物と労働者階級一家の死闘は、マイノリ
 ティー同士だけに哀愁が漂う。特に、グロい漢江(ハンガン)の怪物に同情しきり。こ
 れを判官(はんがん)びいきと言う。失礼しやした。「イルマーレ」は、オリジナルの
 韓流ドラマより「ある日どこかで」「メイド・イン・ヘブン」などアメリカ製の時空超
 越ラブ・ファンタジーを思い出すね。「スピード」では大暴れした男女優が12年ぶり
 に再共演、今度はしっとり、という時の流れひとつとっても意味があって、悪くない。
 それとサンドラ・ブロックのショルダー美もゴチソウ。「スケバン刑事」は意外な掘り
 出し物。深作健太監督としては「同じ月?」はもちろん「BR II」をも超える最高作で
 はないか。あやや のアルティメット仕様のバトルスーツもセーラー服より百万倍気に
 入った。タンカもきまっとる! 好漢・健太監督は今は、父の初期のようにプログラム
 ピクチャーを鬼のように撮るべし!

 【裏ベスト】
  ●ザ・センチネル/陰謀の星条旗
     http://movies.foxjapan.com/sentinel/index.html
  ●日本以外全部沈没
     http://www.all-chinbotsu.com/
  ●ルイーズに訪れた恋は…
     http://www.louise.jp/

  「ザ・センチネル」はキム観音ベイシンガー菩薩様が何とアメリカ大統領夫人に御成
 りになるという設定に一票。その割にはヒラリー的猛女ではないのが残念だけど、映画
 は「ホワイトハウスの陰謀」あたりを思い出す好編だった。「日本以外?」はパロディ
 ものとしては土台のしっかりした珍品だ。寺田農の田所博士珍・熱演。パツキン美女は
 べらせてのシーンがうらやましい。「ルイーズ」はローラ・リニーの熟女の“触れなば
 落ちん”の風情に一票。それにしてもニコール・キッドマンの「記憶の棘」もそうだっ
 たが、昔の男や亭主の面影のある、あるいは瓜二つの男性に胸騒ぐ…というのは熟女も
 のの方程式になっているのか。

 【封切りは終わったけれど…】
  「釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!」は毎年楽しみなシリーズだけど今
 回気になったのは、“ハマちゃんの晩年の寅さん化”だ。ポン友・八(中本賢)もゲスト
 の大泉洋も、ついでにスーさんまで能登の美人女将とスポーツカーで市内某所に消えて
 行くほど色気づくのに、肝心のハマちゃんが意外とおとなしいのが不満。名物の“合体”
 も“ハダカ踊り”もないし、社内での破天荒さも少ない。ハマちゃんもさすがに枯れてき
 たのか、と少々心配しちゃうぜ。次は不倫でも全ストでもいいから大いに乱れて欲し
 い。僕が許す! シリーズといえば「スーパーマン リターンズ」は超久々の新版だが、
 こちらはお待ちかね、というよりハリウッドの企画不足もいよいよ深刻か、の感が強
 い。『スーパーマンは必要か?』というテーマを小出しにしつつ、結局その深層に触れ
 ないので隔靴掻痒。83年の「電子の要塞」では、スーパーマンを堕落させ、悪事に走
 らせるという批評精神があった。さすがリチャード・レスターはエライ。「ユージュアル・
 サスペクツ」のブライアン・シンガーもすっかりハリウッド・スペクタクルのご用達監
 督になり下がったようだ。前シリーズより確実に勝っているのはヒロインの女性記者ロ
 イス・レイン役のケイト・ボスワースの美人度ぐらい(ドパツキンで登場すればなお可
 だったのに)。以前がマーゴット・キダーじゃあ、最初から勝ったも同然だが。ヒロイ
 ンといえば「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」の篠原涼子はけっこう好み。漁港町
 のちょっとセクシーな若いカアちゃんって感じにソソられる。彼女は肩がエロい。ガッ
 シリと発達し、うっすらと脂の乗った見事なショルダー美に“肩フェチ”のボクは欣喜雀
 躍。タンクトップの似合うショルダー美女万歳。ガキいやお子様の情操教育に最適な夏
 休み映画だが、ボクは篠原涼子主演の“花田人妻史”として妄想たくましく楽しんだっけ。

★安藤智恵子さん(ライター)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●なし

 【裏ベスト】
  ●セレブの種
     http://www.celeb-tane.com
  ●マーダーボール
     http://www.klockworx.com/murderball/

  会社を追われた元エリートが子供を望むレズビアン達の“種馬”になる『セレブの種』。
 ブッシュが嫌いなスパイク・リーはバカな観客にもイラついている。「お前らここまで
 わかりやすく見せてやらなきゃわかんねェだろ」ってことだろうけど140分は長すぎ。
  車椅子ラグビーのパラリンピック・チーム、米国VSカナダの因縁の対決を85分で描
 き切るドキュメンタリー『マーダーボール』はパワフル&ドラマティックで面白い!

 【封切は終ったけれど…】
  自衛隊出身の異色俳優・今井雅之が、海外上映を期して全編英語の脚本を書いた
 『The Winds of God』は冗長で演技過剰な素人くさい映画だけど、生涯かけて特攻隊
 を語り続ける彼の努力と情熱を、やっぱり評価したいのです。

★稲垣都々世さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●1位)グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●2位)太陽の傷
     http://cinemaparadise.co.jp/taiyounokizu/index.html
  ●3位)フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html

  毎日試写に通っているのに、公開リストのほんの一部分しか見ていない。1位)こん
 な映画が出てくるから韓国映画は侮れない。文句なく面白い。おなじみの顔ぶれ、ユー
 モア、社会的な視線、心地よい緊張感、ちょっと切ない幕切れ、そしてお得意の“跳び蹴
 り”も出てくる。2位)三池監督、久々の真っ当な、初めての社会派映画。やはり器用で
 力強い。3位)この監督も力があるから、こんな映画が撮れる。真剣フラダンスが感動
 的で涙した。

 【裏ベスト】
  ●1位)サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/
  ●2位)マイアミ・バイス
     http://www.miami-vice.jp/
  ●3位)西瓜
     http://www.tml-movie.jp/

  1位)久々のベルイマン。年を重ね、人間の嫌らしさを描いてかなう者はいない。こ
 の狸じいさんの鋭すぎる描写、見たくないけれど、一度スクリーンに目をやるともう目
 を離せなくなる。怖い。2位)お気に入りのマイケル・マンだから寛容になれる。重火
 器の銃撃シーンのカッコよさにしびれ、やりたい放題を楽しんだ。ただ、コン・リーは
 20年前に出演するべきだった。3位)大好きなツァイ・ミンリャン。シャオカンとの間
 に何があったのか?

★宇田川幸洋さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●西瓜
     http://www.tml-movie.jp/

  『グエムル―漢江の怪物―』は、まったく新しい怪獣映画。多摩川に「タマちゃん」
 みたいな動物を見にいって、それが突如、巨大化、醜怪化して、おそいかかってきた
 ら、さぞやこわいでしょう。そんな感じがあじわえます。
  『西瓜』は『Hole』の設定を裏がえしにしたようなツァイ・ミンリャン(蔡明亮)映
 画。つまり水不足の台北。スイカが貴重な水分補給源になっている。AVの小道具にま
 でつかわれ、女優(夜桜すもも)の股間のまっかな果肉(スイカ)をせめまくるシャオ
 カンに大笑い。なつメロによるミュージカル・シーンも『Hole』流。

 【裏ベスト】
  ●靴に恋する人魚
     http://www.FFCJP.com/kutsu

  ビビアン・スーがとてもかわいくって、メルヘンを素材にメルヘン調の画調とかたり
 くちでかたるこの映画そのものとひびきあい、つつみあっている。監督ロビン・リー
 (李藝嬋)は'72年生まれの女性で、これが第1作。最近の日本の傾向や、これなど見
 ていると、そのうち映画も少女まんがみたいなジャンルが分立したりするかも、と思え
 てくる。

 【封切は終ったけれど…】
  またDVDのことですが、9月でキングレコードの<ショウ・ブラザース黄金のシネマ>
 の第2期が終了する。この第2期25タイトルは、ほとんどチャン・チェ(張徹)監督と
 ラウ・カーリョン(劉家良)監督の作品ばかりで、これまで日本で知られていなかった
 2巨匠の世界を知ることができた。香港のアクション映画に関心のある人は、ぜひ見て
 ほしい。
  前回(8月)『紙屋悦子の青春』でまちがいがありました。「小林薫と本上まなみの
 兄妹」と書いてしまったところは、「小林薫と原田知世の兄妹」か「小林薫と本上まな
 みの夫婦」のどっちかでなければなりません。

★内海陽子さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html
  ●記憶の棘
     http://www.kiokunotoge.jp/

  「フラガール」の松雪泰子は元SKDの踊り子役。かつて浅草国際劇場で、わたしは彼
 女のラインダンスを見たのではないだろうかと夢想する。娘たちのリーダー格、蒼井優
 の弾力のあるフラダンスも今年の収穫だ。「記憶の棘」のニコール・キッドマンは、彼
 女の夫の生まれかわりだという少年の告白に動揺し、信じるようになる。その演技を引
 き立てる少年役、キャメロン・ブライトの神秘的な表情も忘れがたい。ひとの生死を越
 えて愛情は生き残る。

 【裏ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  「殺人の追憶」のラストシーンの“不明”には納得のゆく余韻があった。本作、物語と
 してもう少し明解に収めてくれるとありがたいが、アクションとサスペンスと笑いはす
 ばらしい。わたしも、もしも家族の誰かが怪物にさらわれたら必ず助けに行くぞ。

★馬場英美さん(ライター&エディター)―――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html

  周囲の偏見&反発にあいながらも、プロのフラダンサーを目指して練習を重ねる少女
 たちの頑張りに素直に感動。うがったところがないストレートな演出に好感が持て、李
 相日はこういう映画も撮れるんだなぁと感心しました。それにしても、蒼井優はあの世
 代の女優の中でも際立って魅力的ですね。今は少女性みたいなものが表立っているけれ
 ど、いずれは男性よりも同性にもてる女優になる気がします。

★浦崎浩實さん(激評家/映画評・劇評)―――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●ルイーズに訪れた恋は…
     http://www.louise.jp/
  ●太陽の傷
     http://cinemaparadise.co.jp/taiyounokizu/index.html
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html
  ●ユア・マイ・サンシャイン
     http://www.sunshine-movie.jp/

  「太陽の傷」は愚作続きで落ちるところまで落ちた三池崇史監督の起死回生の快作。
 「フラガール」もまずまずの“プロジェクトX”なり。「ルイーズ~」の主人公である元
 夫婦は、コロンビア大の不良教授といっていいが、大学名が実名で、しかもロケにも
 使っているところが、“自由アメリカ”の懐を感じさせる。腐っても鯛か。「ユア~」は
 ウソっぽい話を力技で観客を説き伏せ、泣かせます。ヒロインにまとわりつくダニ男が
 唖然とするくらい、うまい!

 【裏ベスト】
  ●マイアミ・バイス
     http://www.miami-vice.jp/
  ●セプテンバー・テープ
     http://www.septembertape.jp/
  ●夢遊ハワイ
     http://www.muyu-hawaii.jp/

  「マイアミ・バイス」はTV版にあった昼の陽光と夜の闇のまぶしい対比がすっぽり抜
 け落ち、「コラテラル」で大成功を収めた夜間撮影に偏りすぎ。でも、面白い。「セプ
 テンバー~」は、ワタシとしたことが、偽ドキュメンタリーの手法にまんまとだまされ
 てしまった。

★江戸木純さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●1位)グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●2位)40歳の童貞男
     http://www.eiga.com/official/40DT/
  ●3位)カポーティ
     http://www.sonypictures.jp/movies/capote/index.html

  『グエムル』は、初代『ゴジラ』に匹敵するほど画期的な怪獣映画史上の数十年ぶり
 の傑作。ポン・ジュノ監督はどんなジャンルでも人間を描くことが一番大切なのだと改
 めて痛感させてくれる。日本映画にもこうした作品を作るチャンスは何十回とあったに
 もかかわらず、結局できなかったのが口惜しい。『40歳の~』は、今年最も面白いアメ
 リカ映画の1本にして、最も不遇な公開のされかたをする作品。童貞ではなくとも、こ
 の映画に強烈にシンパシーを感じる40代の中年男は日本にも大量に存在するはず。『カ
 ポーティ』はフィリップ・シーモア・ホフマンを見る映画。ベルイマンの最新作にして
 とてつもない傑作『サラバンド』は10月公開らしいので来月分に入れます。

 【裏ベスト】
  ●1位)レディ・イン・ザ・ウォーター
     http://wwws.warnerbros.co.jp/ladyinthewater/
  ●2位)地獄の変異
     http://www.jigoku-movie.jp/
  ●3位)ドリームシップ エピソード1/2
     http://www.dreamship-ep.com/

  『レディ・イン・ザ・ウォーター』はシャラマン監督の作劇についての寓話。多分ま
 たかなり批判されるとは思うが、私はベストに入れてもいいくらい面白かった。ただ、
 監督自身のでしゃばり過ぎはやはり鼻につく。あれは相当のマイナス点、誰か言ってや
 れ。『地獄の変異』は演出力で『ディセント』には及ばないものの、割り切った売り方
 も含めそれでも充分楽しい洞窟怪物映画。案外大作。『ドリームシップ エピソード
 1/2』は徹底的なナンセンスの中にドイツ魂も込め、かなり笑える実はものすごい超大
 作。『マニトの靴』より演出の腕が数段上がっている。

 【封切りは終わったけれど…】
  『24 シーズンIV』。シーズンIIIはつまらなかったが、シーズンIVでは見事に軌道修
 正して快調。この忙しさの中24時間分を3日で見てしまった。シーズンV(9月レンタ
 ル開始)もピーター・ウェラー、ジュリアン・サンズ、ショーン・アスティンら有名ゲ
 ストも多数出演し、シリーズ史上最大の敵の登場で目が離せない。
  「溝口健二の世界」。TVの仕事で何本か見直して溝口の凄さを再認識、今さら言うの
 も何だが、どう見てもクロサワ、オズ、ナルセよりも断然凄いのではないだろうか。溝
 口映画の凄さを忘れてしまったことが日本映画の質の低下の原因かもしれない。レンタ
 ル・ビデオ店を何軒か見て溝口健二のコーナーがほとんどの店にないことに愕然とした。
 映画検定とかでくだらない知識を詰め込むより、若い連中に溝口作品を百回くらい強制
 的に見せるほうが映画界のためによほど有意義だと思う。

★大森さわこさん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●カポーティ
     http://www.sonypictures.jp/movies/capote/index.html

  今月もあんまり試写に行けてないんです(すみません)。でも、これは楽しめました。
 監督が新人ゆえ、映画の彫りはそう深くないけど、話題のシーモア・ホフマンは“一世一
 代”の当たり役。これまで“(隠れ?)ゲイ”の役を好み、その手の方々を(密かに?)喜
 ばせてきた彼ですが、遂に極めましたね。それにしても、忘れられた英国映画「シュー
 ティング・フィッシュ」の主演男優(ダン・フッターマン)が脚本とは! これぞ、隠
 れゲイ、いや、芸、ですね。
  *未見ですが、スパイク・リー監督の2004年の“She Hate Me”が、やっと公開。
 「セレブの種」って、すんごい邦題ですね。私のまわりでは評判がいいので、劇場で見
 るつもりです。

 【封切りは終わったけれど…】
  「ブロークバック・マウンテン」。このメルマガでは、今ひとつの人気でしたが、個
 人的に、今年、最も魅了された1本。アメリカでも、日本でも、リピーターが多いそう
 だが、ワタシもそんなひとりです(いろんな劇場で見ましたよ)。愛の映画として、も
 ちろん、素晴らしいけど、意外にホームドラマの要素も強く(そこがアン・リー作品)、
 最後は人生の無常観に打ちのめされる。脚本家が「ラストショー」の人というのも、
 ナットクです。

★ 加藤久徳さん(映画ライター)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●1位)サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/
  ●2位)グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●3位)40歳の童貞男
     http://www.eiga.com/official/40DT/

  近年稀に見る傑作怪獣映画『グエムル』を1位に推すべきと思いつつ、この、自分は
 同じ映画を何度でも見る映画通とのたまう韓国の若い監督が、“『ゴジラ』(54)は西
 欧映画の影響を受けているだけ”のような、自信満々な言い草が気に障ったので2位にす
 る。僕の推察するところ、彼はオリジナルの日本版『ゴジラ』を見ていないように思え
 るのだが。
  『サラバンド』は巨匠の底知れぬパワーに脱帽。ハイビジョンで製作する意義は充分
 感じた(イマジカの試写室で見た)。『40歳の童貞男』は、本来なら裏ベストにすべき
 シロモノ。しかし、映画はマトモで、作り方は破茶目茶なうちに入らない。気に入った
 のは、男が起床するとき、男の生理現象である“朝勃ち”がいかに大変なシチュエーショ
 ンであるかを、リアルに描いていることだ。こんな映画は過去にない。男なら笑えない
 よなと深刻に受けとめている側で、ゲラゲラ笑っている男がいた。彼は“朝勃ち”の経験
 がないらしい。

 【封切りは終わったけれど…】
  『太陽』は先月、公開日がはっきりしてないので入れなかった。ほかに優れた作品が
 多かったせいでもある。『太陽』のイッセー尾形は素晴らしい。崩御されたとはいえ、
 演じたのはやはり“今上天皇”である。あそこまで成り切るとは凄い。映画本体の完成度
 うんぬんよりも、尾形の役作りの方が上をいっている。今後、彼がどれほどの芝居や映
 画に出て名演を見せようと、『太陽』の昭和天皇を越える仕事をすることはないだろう。

★河原晶子さん(映画・音楽評論家)―――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/
  ●百年恋歌
     http://www.prenomh.com/contents/coming/three_times/index.html
  ●薬指の標本
     http://www.kusuriyubi-movie.com/

  ベルイマン、85才の「サラバンド」。これはまさしく彼の“叫びとささやき”でした。
  ホウ・シャオシエンの「百年恋歌」、主演のチャン・チェンにアンディ・ラウ、ト
 ニー・レオン、そして海老蔵が重なりました。

 【裏ベスト】
  ●セレブの種
     http://www.celeb-tane.com
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●サンクチュアリ
     http://www.argopictures.jp/news/index.html ※配給会社サイト

  「セレブの種」で久しぶりスパイク・リーが彼の個性を全開させています。「サンク
 チュアリ」、女二人の逃避行にマイケル・ウィンターボトムの「バタフライ・キス」を
 想い出しました。「グエムル」の面白さは、どう表現したらいいのか……。

★黒田邦雄さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●ザ・センチネル/陰謀の星条旗
     http://movies.foxjapan.com/sentinel/index.html

  マイケル・ダグラスは現代のケイリー・グラント、なんて思っている私なので、マイ
 ケルが「北北西に進路を取れ」ばりに追い詰められていくサスペンスに大満足。お相手
 がキム・ベイシンガーというのも、ヒッチ作品のクール・ビューティを思わせてグッド。
 久々にゴージャス感のある組み合わせです。

 【裏ベスト】
  ●「マイアミ・バイス」
     http://www.miami-vice.jp/

  スチールがよく出来ているので期待したが、マイケル・マン監督どうしちゃったの?
 コリン・ファレルとジェイミー・フォックスのイカす顔合わせを生かせないばかりか、
 コン・リーを信じられないほどブスに映してもう…。でも、「アレキサンダー」に続い
 て評価を得られない(だろう)ごひいきファレルに同情して裏ベストに。

 【封切は終ったけれど…】
  「楽日」。「西瓜」はイマイチのれなかったが、「楽日」にはのけぞった。閉館が決
 まり最後の上映が始まっている暗くて隠微な映画館…。横尾忠則の絵画をふと思わせる
 ような、現代の怪談として秀逸。

★佐々木淳さん(フリーエディター&ライター)――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  呆気に取られたグエムル初登場シーン。ところが、そうした意味が映画の後半に至っ
 て合点がいく。『ジョーズ』『エイリアン』以降のこのジャンルの定石を逆手にとって
 遊びつつ、存在の見える恐怖はまだ「可愛げがある」とでもいいたげに、かなりしたた
 かなテーマを織り込むポン・ジュノ監督に脱帽! 『殺人の追憶』に匹敵する傑作だと
 思う。ただVFXがWETAのせいか、グエムルの動きが何故か「コング」っぽいのは御愛
 嬌。

 【裏ベスト】
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  賛否はあるだろうが、メディアを通じてはもちろん、日常のなかですら見えにくく
 なっている「現代の家族」のありように、何か手掛かりをつかもうとする作り手の執念
 のようなものを感じた。園子温監督は、『自殺サークル』では途中で投げてしまった
 (ように見えた)テーマに、今回は見事にリベンジを果たしている。それにしても、吹
 石一恵、吉高由里子の二人の女優のリアルな身体性は恐ろしいほどだ。

 【封切は終ったけれど…】
  「楽日」。「閉館を迎えた大きな映画館が舞台。その昔、テアトル東京や大阪松竹座
 といった大劇場の閉館にも立会ったけれど、ここで描かれるのは、そういう晴れがまし
 いラストショーとは違う? どちらかというと、大好きでたまらない映画を最終日にも
 う一度ひとりで観に行ったら、客がポツリポツリとしかいなくて、しみじみとその映画
 を“自分のもの”にする……と、そういう経験に近い感触だった。舞台となる場所が“磁
 力”を放つような蔡明亮映画のいつもの魅力はそのままに、でも映画館という場所に愛着
 のある人には、特に今回、その磁力が何倍にも増幅され、蔡明亮という監督が身近な友
 人のように感じられるに違いない。

★塩田時敏さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●太陽の傷
     http://cinemaparadise.co.jp/taiyounokizu/index.html
  ●ユア・マイ・サンシャイン
     http://www.sunshine-movie.jp/
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/
  ●西瓜
     http://www.tml-movie.jp/
  ●エコール ※10月公開
     http://ecole-movie.jp/

  今月はベストまでとは言わずとも、「パビリオン山椒魚」など他にも面白い作品盛り
 沢山。まさに収穫の秋か。汚れた純愛映画「ユア・マイ・サンシャイン」、ジャンルを
 超越するメタ・ジャンル・ブロックバスター「グエムル」。他の国では絶対作れぬ韓国
 エンタメの底力だ。いやいや、日本も負けてない。三池の社会派ホラー「太陽の傷」、
 園の野心作「紀子の食卓」など、他の誰も撮れぬ傑作。「エコール」と「西瓜」もエロ
 い傑作だ。

 【裏ベスト】
  ●ファイナル・デッドコースター
     http://www.finaldeadcoaster.com/

  実はプチョンで右足のかかとを骨折。全治6週間で、ギプス、松葉杖の状態です。な
 ので試写に行くにも往復タクシー、階段のある試写室もキツく、見逃している作品も多
 いです。なので、映画代以上のタクシー代かけて、見た試写が最悪だとマジ腹が立って
 ます(笑)。例えばワーストは「  」とか「   」とか(怒)。なので、笑って許
 せる、というか憎めないのが裏ベストです。「ファイナル・デットコースター」、捨て
 がたい。

★品田雄吉さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/
  ●西瓜
     http://www.tml-movie.jp/
  ●百年恋歌
     http://www.prenomh.com/contents/coming/three_times/index.html

  イングマール・ベルイマンはすごい作家です。セックスを全肯定していることのすご
 さです。1918年生まれだというのに。「西瓜」もセックスについての映画です。台湾
 映画によって日本のAV女優を初めて見るなんて、面白い経験でした。「百年恋歌」は
 第1話が気に入りました。侯孝賢の女性を見る眼差しの優しさがいいです。

 【裏ベスト】
  ●マイアミ・バイス
     http://www.miami-vice.jp/
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●トリノ、24時からの恋人たち
     http://www.crest-inter.co.jp/torino24/index2.html

  「マイアミ・バイス」はいかにもマイケル・マン監督らしいアクション映画でした。
 おそらくカメラが静止している画面はひとつもなかったのではないかと思います。「グ
 エムル」は、韓国映画らしく〈家族愛〉を中心に据えているのが面白いと思いました。
 家族に集中すると男女の色恋が消えてしまいます。くわえてアメリカ嫌いに見える描写
 が随所に見られるのも面白かった。「トリノ、24時からの恋」は先行する名作へのこだ
 わりがややうるさいが、軽い才気は悪くない。

★ジャンクハンター吉田さん(有限会社クルーズ代表取締役)――――――――――――

 【ベスト】
  ●1位)デビルズ・リジェクト
     ※公式サイトはありません(9/25現在)
  ●2位)ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
     http://www.ultraman-movie.com/
  ●3位)ファイナル・デッドコースター
     http://www.finaldeadcoaster.com/

  1位)は9/30よりシアターN渋谷にてレイトのみで単館上映が決まった危なくお蔵
 入り寸前の作品。スクリーンで観れる最後のアメリカン・ニューシネマ。こんな大傑作
 が全国公開されないなんて日本の映画界はやっぱりおかしい。2位)は本当はウルトラ
 6兄弟だけの映画にするはずが篠田三郎氏が口説けなかったためメビウスと絡めた物語
 に。でも十分に面白い! 3位)は死に方のレパートリーを味わう『オーメン』的ホラー
 で残虐度200%増で爽快気分!

 【裏ベスト】
  ●1位)ミートボールマシーン
     http://meatballmachine.jp/
  ●2位)マイアミ・バイス
     http://www.miami-vice.jp/

 1位)は山口雄大監督いわく「映倫と色々ゴア描写の部分で一悶着あった」というぐら
 い、西村善廣氏の特殊メイクが素晴しい作品。正直ストーリーに関しては大したことない
 が、押し迫るパワーある演出部分と高橋一生の表情で演じきる熱演が凄い。2位)は意外
 にアクションが控えめな大人しい作品。とはいうもののマイケル・マン監督ならではの車
 と銃撃戦は手抜き無し。男汁全開ゆえに相変わらず女の描き方がヘタなのは仕方ないこと
 なのか!?

 【封切りは終わったけれど…】
  『The Hills Have Eyes』。『ハイテンション』がサンダンスで注目されてハリウッ
 ドへ引っ張られた新鋭アレクサンドル・アジャ監督の大傑作ホラー。『サランドラ』の
 リメイクではあるが、後半の核実験街でのスリリングな展開はオリジナルを遥かに超え
 ている! 全米では20世紀フォックス配給だったが日本では一体いつ公開されるんだろ
 うか。これをビデオスルーのみにしたらファンからA級戦犯扱いですよ!

★高橋諭治さん(映画ライター)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/
  ●ストロベリーショートケイクス
     http://www.strawberryshortcakes.net/
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●カポーティ
     http://www.sonypictures.jp/movies/capote/index.html
  ●悪魔とダニエル・ジョンストン
     http://www.akuma-daniel.com/
  ●マーダーボール
     http://www.klockworx.com/murderball/

  2時間38分の長さを誇る園子温監督の新作『紀子の食卓』には、とにかく圧倒された。
 チャプターごとに物語の語り手が入れ替わり、ウソかマコトかわからぬ膨大な量のモノ
 ローグ、フラッシュバック&イメージショットの連続で、歪んだ“ホームドラマ”が繰り
 広げられていく。家族の虚構。青春の虚構。映画の虚構。さらに吹石一恵の妹に扮した
 吉高由里子という涼しげな顔立ちの新人女優は、底知れない逸材だと思う。ユニークな
 題材と驚愕&感動の人間模様で見せるドキュメンタリー2本『悪魔とダニエル・ジョン
 ストン』『マーダーボール』も必見。

 【裏ベスト】
  ●LOFT
     http://www.loft-movie.com/
  ●薬指の標本
     http://www.kusuriyubi-movie.com/

 どうも最近、Jホラーが小粒でつまらない。その点、このジャンルにおける巨匠、黒沢
 清が放った『LOFT』の何とデタラメでスリリングなこと! ホラーやスリラーとなる
 と、俄然美しさが際立つ中谷美紀もすばらしい“フェミニン”な恐怖映画である。今月は
 素敵な女優さんが目についたが、小川洋子原作のフランス映画『薬指の標本』のウクラ
 イナ人女優オルガ・キュリレンコも要チェック。モデル出身の新人で、脱ぎっぷりのよ
 さもさることながら、全編うなじにじっとりと汗を滲ませたエロティックな存在感にク
 ラッときました。

 【封切りは終わったけれど…】
  すでに何人かの選者の方が推薦しているツァイ・ミンリャン監督作品『楽日』は、や
 はり必見とダメ押ししておきたい(すいません。9月公開と勘違いして前回の【ベスト】
 から漏らしてしまいました)。チェン・シアンチー扮する受付嬢が、足を引きずりなが
 ら薄暗い廊下と階段を延々と歩き、映写室へと向かう長大なシークエンスが圧巻。ラス
 トの寂寥感がまた実に味わい深い。

★高村英次さん(映画ライター)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●ファイナル・デッドコースター
     http://www.finaldeadcoaster.com/
  ●ザ・センチネル/陰謀の星条旗
     http://movies.foxjapan.com/sentinel/index.html

  どうあがいても「死」という運命が待っている『ファイナル・デッドコースター』は、
 同シリーズの第3弾。各人がどのような死に様を迎えるか、という悪趣味スリラーだが、
 筋書が練られていて楽しめ、嫌な後味が残らないところが買い。『ザ・センチネル』は
 罠に落ちる浮気男マイケル・ダグラスが適役。キーファー・サザーランドが出てくると
 モロ『24』風だが、シークレット・サービスのディテール描写にメリハリがあって退屈
 しない。

 【裏ベスト】
  ●なし

 【封切りは終わったけれど…】
  札幌の名画座・蠍座での野村芳太郎監督特集、その最後は『影の車』。未亡人に惚れ
 た会社員が、その女の子供に殺されると思い込む心理スリラー。子殺しというテーマは、
 後の同監督作『鬼畜』と同じで、回想場面をソラリゼーションにしたり、取調室の窓外
 にカラスをとまらせる、という趣向にヒッチコックの影がチラリ。しかし全体的には自
 然体なドラマ作りでそれが逆に恐怖感を増幅。子供の虐待死が多い今、再見するとズシ
 ンと重い。

★滝本誠さん(評論家)―――――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  本当は北が食用に開発したオサカナちゃんなのでは?

 【封切りは終わったけれど…】
  『ハードキャンディ』。タマは本当に抜かれたか? どう思います?

★田中千世子さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●X-MEN:ファイナル ディシジョン
     http://www.x-menthelaststand.com/JPN/
  ●西瓜
     http://www.tml-movie.jp/

  ツァイ・ミンリャンの『西瓜』のことは前に書いたと思うけれど、ラストシーンが強
 烈でそこに愛もセックスも欲望も自己も何もかもが集約しているのがいい。それと瞬間
 ミュージカルが楽しい。『X-MEN』は話はかったるいが動きが派手なのがよかった。

★暉峻創三さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  映画は時代や世界そのものとがっぷり四つに向かい合えるのだという事実を改めて思
 い知らしめてくれる、まさに怪物的傑作の『グエムル―漢江の怪物―』。今月は他にも
 『靴に恋する人魚』『夢遊ハワイ』『百年恋歌』『パビリオン山椒魚』『西瓜』など秀
 作アジア映画(日本映画含む)が出揃う、アジア秀作映画月間!

★轟夕起夫さん(文筆稼業)―――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  先に来日した際、ポン・ジュノは敬愛する漫画家・浦沢直樹と対談した。それを間近
 で眺める機会を得たのだが、『ほえる犬は噛まない』は「HAPPY!」、『殺人の追憶』
 は「MONSTER」、今回の『グエムル―漢江の怪物―』は「20世紀少年」を片手に持
 ちながら脚本を書いたと告白! さらに単独取材のときには、古谷実、うすた京介
 (「すごいよ!!マサルさん」)も大好きだと。でもって、朝日新聞のインタビュー記事
 を読むと“今村昌平ラブ”を語っており、本当にこの監督は曲者、いやいや才気に溢れて
 おります。

 【裏ベスト】

  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  別に裏にしなくてもよいのだが、何となく。『グエムル―漢江の怪物―』はモンスタ
 ー・ムービーに軒先を借りていろんな店開きをしているが、『紀子の食卓』も、入り口
 は青春映画だけども、中味は楽しい迷宮で、その出口は、吹石一恵、つぐみ、吉高由里
 子らの“女子たち”が現代の陥穽“廃虚ドットコム”に嵌まっていく或る種のホラーともい
 えよう。作品ごとに多種多様にスタイルを変えていく園子温監督、注目です! 

★西脇英夫さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●1位)グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●2位)マイアミバイス
     http://www.miami-vice.jp/
  ●3位)ユア・マイ・サンシャイン
     http://www.sunshine-movie.jp/

  1位)は、とにかく面白い。怪物のほどのよい大きさ、笑いたくなるようなスピー
 ディーな動き、逃げ惑う人々の騒ぎぶりなど、まさしくアジアンチックで、ほほえまし
 くなってくる。2位)は、いかにもマイケル・マンらしいいぶし銀のような渋さで、ア
 クションを期待すると裏切られるが、キャラクターが素晴らしい。3位)は、大嫌いな
 難病悲恋物語だが、さすが韓国映画だ。泣かせ方が巧い!

 【裏ベスト】
  ●1位)セプテンバー・テープ
     http://www.septembertape.jp/
  ●2位)ザ・マークスマン
     http://blog.excite.co.jp/wesley-snipes
  ●3位)太陽の傷
     http://cinemaparadise.co.jp/taiyounokizu/index.html
  ●4位)紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  1位)は、すべてやらせとしたら、気味悪いほどの出来で、そのいかがわしさと臨場
 感が、奇妙な感動を生む。2位)は、このところでどっと4本登場する、ウェズリー・
 スナイプスのB級アクションの1本だが、どれもよくできていて、とくに本作はスナイ
 プスのシャープさがいい。3位)は、脚本も演出もおしなべて荒っぽい三池作品だが、
 これは珍しくリアルに、ていねいにできていて、感情移入しやすい。4位)は、日本映
 画にしては珍しくテーマー性がはっきりしていて、表現はぎこちないが、観るに値する
 意欲作だ。

★野村正昭さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html

  大きすぎず小さすぎずの怪獣のサイズに感心した。人力で何とか倒せそうなところが
 「グエムル―漢江の怪物―」の面白さで〈怪獣映画〉や〈アクション〉〈ホームドラマ〉
 のどのジャンルも微妙にずらしているあたりにポン・ジュノ監督の才気が光る。前作
 「スクラップ・ヘブン」と同じ監督とは思えない「フラガール」は蒼井優の魅力ゆえに。
 上野樹里や宮崎あおいではなく私は彼女のファンです。

 【裏ベスト】
  ●ヅラ刑事
     http://www.duradeka.com/

  SF魂が微塵も感じられず退屈極まる凡作としか言いようがないリメイク版「日本沈
 没」に比べると、河崎実監督「日本以外全部沈没」は、筒井康隆原作のナンセンスな精
 神を生かそうとして、まだしも楽しめました。今年に入ってから河崎監督の新作ばかり
 見ているような気がするが、本作もモト冬樹が、ヅラを銭形平次の投げ銭のように犯人
 に飛ばして捕まえる訓練をする場面が大いに笑わせる。でも〈つづく〉とあるけど、続
 編までは見たくないなあ。

★増當竜也さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  今月は文句なしにこの2本。さすがにがんばれ映画系はもう飽きたと思っていたら、
 なかなかやってくれました『フラガール』。初めて松雪泰子をいいと思い、蒼井優のダ
 ンスに唸らされ、南海キャンディーズのしずちゃんに泣かされました。『グエルム』は
 冒頭、スコット・ウィルソンが出てきただけで、もうノりまくりです。彼は今や日本の
 みならずアジアを舞台にした映画に欠かせない怪優になってきたみたいです。

 【裏ベスト】
  ●セプテンバー・テープ
     http://www.septembertape.jp/

   まるで『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の戦争版みたいなもので、画面の見づら
 さなど気になるところもありますが、『セプテンバー11』など9・11映画路線の中、
 異彩を放っていることは間違いありません。

 【封切りは終わったけれど…】
  未公開DVDの新譜2本。コスタ=ガブラス監督による、ナチ親衛隊員とバチカン神父
 がユダヤ人虐殺の真実を世に訴えようとする『ホロコースト アドルフ・ヒトラーの洗
 礼』と、政治思想犯などのナチ収容所内の実態を描いたリトアニア映画『ナチス・ホロ
 コーストの戦慄』。どちらもひどい邦題ですが、中身は実に力作。特に前者は『シンド
 ラーのリスト』よりも好みです。これが未公開とは!?

★まつかわゆまさん(シネマアナリスト)―――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html
  ●ルイーズに訪れた恋は…
     http://www.louise.jp/
  ●マーダーボール
     http://www.klockworx.com/murderball/
 
  グエムル。初代「ゴジラ」の血を引く社会派娯楽怪獣映画。「ジョーズ」以降「トレ
 マーズ」以来のモンスター・ショック映画。フラガール。せめて年に一本はこういう報
 われる映画が見たい。ルイーズ。24歳とは言わない、30歳大学院生に恋されるために
 ちったぁ努力するかな。マーダーボール。アメリカドキュメンタリーの面白さを生かし
 ている映画。車椅子生活になったイラク帰還兵が出てくるところでアカデミーを逃した
 か?!

 【裏ベスト】
  ●イルマーレ
     http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/
  ●X-MEN:ファイナル ディシジョン
     http://www.x-menthelaststand.com/JPN/

  イルマーレ。きもちいいラブストーリーだったから。キアヌもきれいだし、サンドラ
 も彼女のコメディエンヌ振りと、実はさびしげながんばる30半ばキャリアウーマンって
 ところが上手く出てたし。X-MEN。変わり者賛歌が身を潜めたのがアクション映画と
 して吹っ切れた感じになった理由。それはそれで最終章として面白いアクション映画に
 なったが、残念なところではある。監督が変るとこれだけ違うという話ね。

 【封切りは終わったけれど…】
  「二番目のキス」「花よりもなほ」そろそろビデオ化。よろしくご推薦のほどを。

★皆川ちかさん(ライター)―――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  園子温は詩人だ……。地方在住のある家族の高校生の長女が東京に家出したことから
 始まる、“衝撃”のホームドラマ。人物それぞれのモノローグが異様な熱を持っていて、
 158分間の長尺なのにテンションが最後まで落ちない。園子温は全身詩人だ……。気に
 なったことは、この一家は伊豆に住んでる設定だけど、長女のあの焦燥感からして、
 もっと田舎の方がしっくりくると思った。園子温の詩性の前に、それがなんだというん
 だろう。

 【裏ベスト】
  ●パビリオン山椒魚
     http://www.pavillion.jp/

  胡散臭い設定の、その胡散臭さが芸になってて、とても楽しい、楽しい、ホラさえ
 も。特にパチもん義賊のオダギリ ジョー。最近見ないチョビ髭がいいなあ。

 【封切りは終わったけれど…】
  「狼と豚と人間」。シネマアートン下北沢で。貧困、暴力、犬鍋、拷問、豚のように
 死んでいく北大路欣也と健さん。……私は深作欣二を知らなさすぎました。そして三國
 連太郎のセクシー具合が、胸にずがーんと入りました。これは今後、スーさんを見る目
 が変わってしまうなー。あんなにセックス・アピール濃い人だったんですね。

★みのわあつおさん(ポップカルチャー評論家)――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●40歳の童貞男
     http://www.eiga.com/official/40DT/
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●X-MEN:ファイナル ディシジョン
     http://www.x-menthelaststand.com/JPN/

  『40歳の童貞男』。これ、オレのことかよ(笑)! 部屋の中も自転車まで同じメー
 カーなのには驚いた(笑)。
  『グエムル―漢江の怪物―』。河川敷で暴れる怪物を、側を走る電車の中から日常的
 な風景としてとったシーンが画期的! 怪獣映画のタブーを次々と破壊した傑作だよね。
  『X-MEN:ファイナル ディシジョン』。冒頭、ウルヴァリンの「ファストボール・
 スペシャル」があって、センチネルの首がごろり。ダーク・フェニックス・サーガも
 イッキに全部やってしまうし、アーク・エンジェルへつながるエピソードもありという
 ことで、たった1時間45分の間に、エンターティメントとして成立させつつ、マニアの
 心をわしづかみにするネタも満載!

★宮城正樹さん(映画&音楽の批評・分析家)―――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  北朝鮮『プルガサリ』が子供向きなら、この韓国製は大人の怪獣映画。エイリアン+
 環境汚染系ゴジラ+地上のジョーズといった怪獣ビジュアルが高速スピードで走り人々
 を食う。最近の映画は時間稼ぎの意味のないスローが多いが、映像速度のメリハリを付
 ける意味でのスローを効果的に使っている点に注目。少女が「冷えたビールが飲みた
 い」などと言うブラック・ジョークも随所に入った、今年一番のシニカル・テイストに
 満ちたキモイ怪作!

 【裏ベスト】
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html

  70年代を描く昭和映画『がんばっていきまっしょい』+平成の『スウィングガール
 ズ』÷2の女性グループ映画の快作。ノスタルジックな淡い色調「銀残し」手法にセピ
 アの薄い照明を載せる作りは、’65年の雰囲気を出すためより、寒い所に暖かいフラダ
 ンスのノリを仕込むためだろう。役者陣がハイな演技で通す中、’65年時で『緋牡丹博
 徒』出演まで3年前の富司純子、ザ・タイガースで音楽デビューへあと2年の岸部一徳
 の演技にホロ酔い気分。

 【封切は終わったけれど…】
  『パトリス・ルコントのドゴラ』はモノクロとカラーのオーバー・ラップほかモン
 タージュ無視の映像術に、男女混声合唱を基に交響曲、マーチ、ワルツ、ポルカなどが
 華麗に流れる音楽映画。終わらない映画はないが75分と短く、いつまでも見ていたくな
 る。逆に『UDON』は前半コメディ、後半親子の絆を中心にした人情劇に変換する135
 分。出演者たちがうどんを食い続けるので満腹感! 東映特撮ものをパロッたオチでは
 ゲップが出たぜ!

★宮崎祐治さん(イラストレーター)―――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/

  試写の後、ある人にポン・ジュノは日本の漫画ファンで、浦沢直樹の「20世紀少年」
 の映画化を望んでいたという話を聞いて、なるほどなと思った。キャラクターの造形、
 緩急のつけかた、空間処理など漫画のテクニックに似ている。傑作「殺人の追憶」よ
 り、ダークな重さはないが、コメディの入れ方は更にうまくなっている。やっぱりぺ・
 ドゥナは素晴らしい。

 【裏ベスト】
  ●イルマーレ
     http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/

  韓国映画のリメイク、新鮮さにかける主役俳優のふたり、ハリウッド的エンディン
 グ。それでもこの映画が良いなぁと思ったのは、建築家という設定を大きく広げて、
 「建築への愛」がもうひとつのテーマになっていること。シカゴの建築物たちがとても
 美しく見えた。

★森直人さん(ライター)――――――――――――――――――――――――――――

 【ベスト】
  ●グエムル―漢江の怪物―
     http://www.guemuru.com/
  ●フラガール
     http://www.hula-girl.jp/index2.html
  ●40歳の童貞男
     http://www.eiga.com/official/40DT/
  ●サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/

  『ワイルド・スピードX3』など気になる未見作いくつか。『グエムル』は、なんだ
 かとんでもなくオリジナル。『フラガール』はベタ中のベタですが、ぬかりない仕事ぶ
 りでした。本気で踊れる蒼井優さん、最高!

 【裏ベスト】
  ●パビリオン山椒魚
     http://www.pavillion.jp/
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  冨永監督は作品より存在が面白い(笑)。『紀子の食卓』は、社会批評としての強度
 は抜群だと思います。

 【封切りは終わったけれど…】
  『スーパーマン リターンズ』はすごくいいですね! 『X-MEN:ファイナル ディ
 シジョン』も、ブライアン・シンガーが続投してたら全然違っただろうなぁ…。

★山田宏一さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――
 
 【ベスト】
  ●新グレートジャーニー 日本人の来た道 ※TV放映のみ
     http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-235.html

  8月12日の夜9時からフジテレビで放送された「探検家・関野吉晴が日本人のルー
 ツをさぐる旅」の記録で、あの忘れがたいモンゴルの少女との出遭いを描いた感動作
 『プージェー』の続編です。テレビ番組とはいうものの、どんな映画にも勝るとも劣ら
 ぬ「映画的」な興奮にみちた作品です。再放送は、もちろん、これからだ!

 【裏ベスト】
  ●ツヒノスミカ
     http://www2.odn.ne.jp/ise-film/works/tsuhinosumika/tsuhino.htm

  山本起也監督作品。「仮住まいの宙ぶらりんの中で、老主人公はまるで時を打つ柱時
 計そのもののように佇む」という「特別協力」の伊藤俊也監督の静かな一文にそのさり
 げない感動が集約される親密な家族的ドキュメンタリー。

 【封切りは終わったけれど…】
  DVDで発売される溝口健二監督の『雪夫人繪圖』(1950)のDVDによる試写を見て、
 そのすばらしさに圧倒され、とくにほかの映画と比較対照するわけではないのですが、
 絶対的に格がちがうと感慨もひとしお。

★渡部実さん(映画評論家/日本大学藝術学部映画学科講師)――――――――――――

 【ベスト】
  ●サラバンド ※10月封切
     http://www.saraband-movie.com/

  ベルイマン監督は「ファニーとアレクサンデル」(1982年)で監督として有終の美
 を飾ったかに見えましたが、85歳で発表の新作「サラバンド」(2003年)には驚きま
 した。リヴ・ウルマンとエルランド・ヨセフソンが再び夫婦として登場。全編にわたり
 引き締まった芝居を堪能させてくれます。85歳の監督がこのような映画を発表した以
 上、日本のDVDソフト会社には、ベルイマンの師匠、アルフ・シェーベルイの全作品、
 そして、女優にして監督であった故・マイ・ゼッターリングの全作品などを体系的に出
 してもらいたい。一国の映画史を充分に踏まえた映画の企画が待望されます。スウェー
 デン映画の歴史的土壌を知ることで「サラバンド」が何故、生まれたかという理由も納
 得がいくのではないでしょうか。いささか理屈っぽくなりましたが「サラバンド」はそ
 れだけ力を持った映画だと思います。

 【裏ベスト】
  ●紀子の食卓
     http://www.noriko-movie.com/

  ベルイマン映画と同じく、園子温監督の映画との付き合いも長く20年以上になりま
 す。1986年と87年に「ぴあフィルム・フェスティバル」の公募審査員に参加させてい
 ただいた時に「俺は園子温だ!」(85年)「男の花道」(87年)といったパフォーマ
 ンスに満ちた映画を見て情熱に溢れた作品だったという印象があります。あの時よりか
 なりの年月が経ちました。
  80代のベルイマン監督「サラバンド」と40代の園監督の「紀子の食卓」は対照的な
 映画だと思いました。「サラバンド」が長年の付き合いのスタッフ、キャストによっ
 て、ドラマの時間、空間がみるみると切り開かれていくのに対し「紀子の食卓」はホー
 ムドラマ、日記風の形を借りて描かれた家族の世界ですが、その家族史の時間が漂って
 いるように見えます。漂泊というか、この漂泊の世界に何か意味があるのだろうか。複
 数の人物の視点から語られた「紀子の食卓」は言葉と映像と音楽の氾濫で、2時間30分
 を越えるわけですが、私はこの映画を見ている最中、たえず「男の花道」「自転車吐
 息」(90年)といった彼の初期作品を思い浮かべていました。その歳月の間に認められ
 るものは監督の映像、言葉、パフォーマンス、といったもので「紀子の食卓」で監督自
 身が彼の世界を表明する意思をまだ捨てていないとしたら、この映画の漂泊の世界もや
 はり、何か意味があるものだと思います。園子温監督の映画は初期の諸作から新作まで
 を、ひとまとめにした一本の映画という気もするのです。「紀子の食卓」はこれからも
 新作を発表していく園子温ワールドの貴重なモザイク映画のひとつとして、やはり見守
 るべき作品と思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣編集後記┫

◆表ベストの支持 第1位は19名ぶっちぎりで『グエムル』(ちなみに2位は8名で『フ
ラガール』)。裏ベストも支持 第3位だから、裏表総合 第1位ももちろん22名支持で
『グエムル』。ちなみに総合 第2位は支持9名で『フラガール』。こんなんですから、
編集の途中から『グエムル』の9月ナンバーワンは確信しておりましたが、まさかこれほ
どダントツになるなんて! ここまでぶっちぎる作品は今後出るでしょうか? 「試写室だ
より 封切はこれからだ!」の歴史に残る作品となったことは間違いありません。そして
面白いのが各人の推薦コメント。いや、実際、読んでいただけるとおわかりのように、ほ
とんど誰一人同じことを言ってません。それぞれ指摘するポイントが違います。これぞま
さにモンスター級作品の証しと言えましょう。さあ、映画館へ!   (れがあるF)

◆日が暮れると虫の声が聞こえるようになってきました。もう秋なんですね。早いもので
このメルマガも5号目。みなさんからのご意見を参考に、今回からベスト&裏ベスト&総
合の集計結果を、末尾から冒頭へと移動しました。ホームページでは今まで同様、第5位
までを発表していますので、そちらもぜひご覧ください。   (れがあるU)

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■発行日:2006年8月30日
■発行者:れがある http://www.ne.jp/asahi/regard/best-urabest
■■このメールマガジンに掲載された文章の転載・転送は禁止されています
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