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試写室だより 封切はこれからだ! 2006年3・4月号
〓〓〓〓〓〓試写室だより 封切はこれからだ!〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓プレ創刊号〓〓〓

     映画を見るプロが選ぶベスト映画&裏ベスト映画
      ∴・∴・∴2006年3月・4月封切り篇∴・∴・∴

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【表ベスト】=これぞまぎれもなく、映画を見るプロが選んだ最近の最高作。心して見よ。
【裏ベスト】=出来、不出来は二の次、偏愛あり、ヒイキの引き倒しあり、極私的なケッサク選!
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INDEX(得票数順/カッコ内は選者/ここでは略しますが封切日が明記されます)

【表ベスト】
1位 メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(秋本 内海 浦崎 加藤 田中 西脇)
    http://3maisou.com/
1位 ヒストリー・オブ・バイオレンス(内海 江戸木 加藤 塩田 高村 西脇)
    http://www.movie-eye.com
3位 SPL 狼よ静かに(宇田川 江戸木 佐々木 塩田 吉田)
    http://www.spl-movie.com/
4位 力道山(秋本 塩田 吉田 西脇 宮城)
    http://www.sonypictures.jp/movies/rikidozan/
5位 かもめ食堂(塩田 野村 増當 皆川)
    http://www.kamome-movie.com/
5位 ブロークバック・マウンテン(江戸木 大森 田中 宮城)
    http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/
5位 うつせみ(大森 塩田 西脇 皆川)
    http://www.herald.co.jp/official/utsusemi/
5位 プロデューサーズ(黒田 品田 高村 みのわ)
    http://www.sonypictures.jp/movies/theproducers/
9位 リバティーン(浦崎 西脇 宮城)
    http://www.libertine.jp
9位 エミリー・ローズ(高村 宮城 横森)
    http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/index.html
9位 マクダル パイナップルパン王子(田中 暉峻 山田)
    http://www.mcdull.jp/
12位 THE MYTH 神話(永野 増當)
    http://www.uipjapan.com/myth/
12位 寝ずの番(秋本 野村)
    http://nezunoban.cocolog-nifty.com/
12位 ステップ!ステップ!ステップ!(田中 渡部)
    http://www.step3.jp/
以下15位
●ククーシュカ ラップランドの妖精(安藤)
  http://www.kukushka.jp/ 
●リトル・イタリーの恋(内海)
  http://www.pan-dora.co.jp/little-italy 
●プリティ・へレン(内海)
  http://www.annieplanet.co.jp/prettyhelen/index.html 
●ウォレスとグルミット  野菜畑で大ピンチ!(内海)
  http://www.wandg.jp/teaser/index.html 
●ヨコハマメリー(大森)
  http://www.argopictures.jp/ 
●ナイト・ウォッチ(加藤)
  http://www.foxjapan.com/movies/nightwatch/
●レント(黒田)
  http://www.movies.co.jp/rent/index.html
●DIG!(黒田)
  http://www.kingrecords.co.jp/dig/
●闇打つ心臓(佐々木)
  http://www.yamiutsu.com/ 
●ヘイズ(塩田)
  http://theres.co.jp/tsukamoto/haze/ 
●スポンジ・ボブ/スクエアパンツ(吉田)
  http://www.uipjapan.com/sb/top.html 
●トム・ヤム・クン!(吉田)
  http://www.tyg-movie.jp/ 
●パパラッチ(吉田)
  http://www.paparazzi-movie.jp 
●リトル・ランナー(高村)
  http://c.gyao.jp/movie/little-runner/ 
●送還日記(田中)
  http://cine.co.jp/soukan/ 
●ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(西脇)
  http://disney.go.com/disneypictures/narnia/
●タイフーンTYPHOON(西脇)
  http://www.typhoon-movie.jp/ 
●玲玲の電影日記(西脇)
  http://www.rinrin-movie.com/ 
●ドラえもん のび太の恐竜2006(野村)
  http://dora2006.com/ 
●春が来れば(増當)
  http://www.sonypictures.jp/movies/springtime/index.html 
●韓流シネマフェスティバル作品全般(増當)
  http://www.cinemart.co.jp/han-fes2006/index.html 
●機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛(増當)
  http://www.z-gundam.net/ 
●立喰師列伝(増當)
  http://www.tachiguishi.com/top.html 
●ナイト・ウォッチ(まつかわ)
  http://www.foxjapan.com/movies/nightwatch/
●変態村(皆川)
  http://www.hentai-mura.com/ 
●Vフォー・ヴェンデッタ(みのわ)
  http://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/ 
●DIG!(みのわ)
  http://www.kingrecords.co.jp/dig/ 
●ロンゲスト・ヤード(みのわ)
  http://www.sonypictures.jp/movies/thelongestyard/index.html 
●好きだ、(宮城)
  http://www.su-ki-da.jp/ 
●ニュー・ワールド(宮崎)
  http://www.thenewworld.jp/

【裏ベスト】
1位 SPL 狼よ静かに死ね(加藤 田中 西脇 野村)
    http://www.spl-movie.com/
2位 イーオン・フラックス(秋本 塩田 山田)
    http://www.aeonflux.jp
3位 大統領のカウント・ダウン(江戸木 宮城)
    http://www.count-down.jp/ 
3位 スティーブン・セガール 沈黙の脱獄(西脇 山田)
    http://www.chinmoku.jp
以下5位
●THE MYTH 神話(秋本)
  http://www.uipjapan.com/myth/
●リバティーン(安藤)
  http://www.libertine.jp 
●パパラッチ(安藤)
  http://www.paparazzi-movie.jp 
●卍(宇田川)
  http://www.artport.co.jp/movie/manji/ 
●名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 レクイエム(浦崎)
  http://www.conan-movie.jp/index.html 
●ナイトウォッチ(江戸木)
  http://www.foxjapan.com/movies/nightwatch/ 
●ククーシュカ ラップランドの妖精(江戸木)
  http://www.kukushka.jp/ 
●うつせみ(加藤)
  http://www.herald.co.jp/official/utsusemi/ 
●トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男(加藤)
  http://www.uplink.co.jp/news/log/001081.php 
●ヒストリー・オブ・バイオレンス(黒田)
  http://www.movie-eye.com 
●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(品田)
  http://3maisou.com/ 
●DOOM/ドゥーム(吉田)
  http://www.doom-movie.jp/ 
●ブラッドレイン(吉田)
  http://www.blood-alone.jp/ 
●アローン・イン・ザ・ダーク(吉田)
  http://www.blood-alone.jp/ 
●子ぎつねヘレン(高村)
  http://www.helen-movie.jp/ 
●立喰師列伝(田中)
  http://www.tachiguishi.com/top.html 
●春田花花幼稚園 マクダルとマクマグ(暉峻)
  http://www.vap.co.jp/mcdull/http://elabo.tv/chooch/index.php 
●映画ドラえもん のび太の恐竜2006(永野)
  http://dora2006.com/ 
●ニュー・ワールド(西脇)
  http://www.thenewworld.jp/ 
●the EYE 2(野村)
  http://www.theeye-movie.com 
●トム・ヤム・クン!(野村)
  http://www.tyg-movie.jp/ 
●超劇場版ケロロ軍曹(増當)
  http://www.kerozoro-movie.net/ 
●春が来れば(皆川)
  http://www.sonypictures.jp/movies/springtime/index.html 
●クライング・フィスト(皆川)
  http://crying-fist.com/ 
●ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(宮城)
  http://disney.go.com/disneypictures/narnia/ 
●ナイスの森(宮城)
  http://www.nice-movie.com/ 
●ラストデイズ(宮城)
  http://www.elephant-picture.jp/lastdays/ 
●ウォーターズ(宮城)
  http://www.waters-movie.jp/ 
●リトル・イタリーの恋(宮崎)
  http://www.pan-dora.co.jp/little-italy 
●ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(横森)
  http://www.wandg.jp/teaser/index.html

【総合】
1位『SPL 狼よ静かに死ね』
2位『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
2位『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

◆◇◆執筆者プロフィール、近況、著作はHPに掲載◆◇◆
   http://www.ne.jp/asahi/regard/best-urabest

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★秋本鉄次さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――
 【表ベスト】
  ●1位)寝ずの番
  ●2位)メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
  ●3位)力道山

  1)は、気の早い話だが、早くも06年邦画ベストワン狙いの面白さ。監督はマキノ雅彦名義
 の津川雅彦。これが初監督作だが、昔取った遊び人としての杵柄がモノを言うイキさ、イナセさ。
 落語界の重鎮の急逝の通夜の席でのキワドいアレコレは、シモネタ、春歌も連発されるが、ズバ
 リ言って「お葬式」の百倍面白い! 落語好きのボクにはたまらん味だ。木村佳乃がご開帳(?)
 するし、エロ歌を放吟するし、高岡早紀はフィスト○○○○女だし。これだけお下品に徹しても
 作風はハイブロウなのが、いよっ名人!
  2)は、往年のペキンパー監督「ガルシアの首」を想起した。メキシコ国境幻想新たに。やっ
 ぱりトミー・リー・ジョーンズはただ者ではない。激辛なブラック・ユーモアのちりばめ方も絶
 品。1)2)とも偶然、ベテラン俳優の初監督作だが、その才能は確かだ。
  3)は韓国映画だが、日本映画のような作りで全く違和感がない。力道山役のソル・ギョング
 の一生懸命な日本語にも打たれる。ウソ話と実録秘話が巧みにブレンドされているのも何より。

 【裏ベスト】
  ●1位)イーオン・フラックス
  ●2位)THE MYTH 神話
  ●3位)サウンド・オブ・サンダー

  1)は、ごひいきシャーリーズ・セロンがカッコ良くて、良くて。
 極力CGは抑えたためデジタル派には物足りないかも知れないが、こちとらアナログ派でい。生
 身の肉体への賛歌となっているのが何より。ところでシャーリーズ、自慢のパツキンを黒に染め
 てるが、それも“フェイク”な魅力なり。
  2)もジャッキー・チェン(もう50過ぎだぜ)の肉体への信奉に頭が下がるSFスペクタクル。
 こちらも無駄なCG過多には陥らず、ワイヤーアクションで仕上げて満足。
  3)は、決して巨匠にならない娯楽のベテラン、ピーター・ハイアムズ監督のB級精神に乾杯!

★安藤智恵子さん(ライター)―――――――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●ククーシュカ ラップランドの妖精
 
  言葉の通じない男と女。相手の気持ちは理解できなくても子供はできる、という自然の掟を、
 飄々としたユーモアを交えて寓話のように描いているのがよい。モスクワ映画祭5部門受賞。

 【裏ベスト】
  ●リバティーン
  ●パパラッチ

  ジョニデの渾身演技は確かにすごい迫力だけど、それよりも、反抗期の子供みたいにめちゃく
 ちゃに権威・体制・常識に逆らい続け、アルコールとセックスにまみれて自滅するしかなかった
 風刺詩人の孤独すぎる魂に、涙。すべてを失う覚悟がないなら風景でも詠んでろ!ってことなの
 ね……。
  単純明快な勧善懲悪ストーリー、84分でさっさと終わる完全娯楽志向に拍手!凶悪パパラッチ
 に扮したダニエル・ボールドウィンが「ボールドウィン兄弟から示談金をせしめてやったぜ」と
 言うようなギャグが、私は好きだ。主人公の復讐殺人を知りつつ見逃す人情刑事もシブくて素敵。
 エンドロールが短いのも◎。

★宇田川幸洋さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●SPL 狼よ静かに

  '70~'80年代の香港映画のすさまじい熱気、死にものぐるいのような肉体のエネルギーの発散
 が、よみがえったかのような、はげしい興奮をもたらす最新作。
 なんといっても、サモ・ハン(洪金宝)とドニー・イェン(甄子丹)の初対決! 先日のマリア・
 シャラポワ対マルチナ・ヒンギスの初対決にもワクワクしたが、それとはまた別の(アタリマエ
 か)ワクワク、ドキドキで、わすれられない名勝負である。
  これまでベビーフェイスで売ってきた『超酔拳』('03)等の武術家出身スター、ウー・ジン
 (呉京)が、サモ・ハン(黒社会の大物)の手下の殺し屋役で、気味のわるい悪役に徹しきって
 いるのも見ものだ。
  サイモン・ヤム(任達華)ら刑事がわのなす“悪”の描写も香港映画ならではで、ハード・ア
 クション版『インファナル・アフェア』のあじわい。これは見ておかないと損だ。

 【裏ベスト】
  ●卍
 
  あの井口昇が、谷崎文学に挑戦!? はじめは、あたかもマジメな文芸もののようにはじまるが、
 そのうちやっぱり、主人公の園子がフッと夫をふりかえると、顔には赤い発疹が一面に……ああ
 『アトピー刑事(デカ)』の、あのすばらしい悪夢が思い出され、つい笑わずにはいられない。
  増村保造版では川津祐介が、ネチネチと実にいやらしく演じて強烈だった綿貫役に、『恋する
 幼虫』の荒川良々というのも、すごい配役! アネハの300パーセント増しぐらいにワザとらしい
 偽装毛髪をつけての怪演。
  園子役の秋桜子(コスモスコ)は、ひがみっぽい目つきが、かわいい。光子の不二子とのコン
 ビネ―ションは、ふと作家の島村洋子と岩井志麻子の組み合わせ(よく雑誌で対談とかしていた)
 を連想してしまった。カンケイないけど。

★内海陽子さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
  ●リトル・イタリーの恋
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス
  ●プリティ・へレン
  ●ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

  公開作品のうち20作品ほどしか見ていないので、このたびは順不同で5本を挙げる。トミー・
 リー・ジョーンズの初監督作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」の荒々しい詩情、
 「リトル・イタリーの恋」の恋する青年のナイーヴさ、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の
 過去を秘めた暗い男心を堪能。「プリティ・へレン」はケイト・ハドソンによる、母ゴールディ・
 ホーン主演「潮風のいたずら」のリメイクのような好印象。「ウォレスとグルミット 野菜畑で
 大ピンチ!」はクレイアニメならではのおとぼけキャラの愛らしさを心底楽しめる傑作。

 【裏ベスト】
  ●なし

  映画に関しては表裏のない人間です。いまのところ。

★浦崎浩實さん(激評家/映画評・劇評)――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●リバティーン
●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

  評伝映画の傑作。梅毒に蝕まれた顔と体で英国議会で“正論”をぶつシーンは圧巻。ついでな
 がら、グレアム・グリーンの短編「ご主人を拝借」の主人公はこの人物の評伝を執筆中という設
 定です。

  演出にメリハリが欠けるものの、設定と風景にしびれる。タイトル、覚えづらし。

 【裏ベスト】
  ●名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)

  今現在、未見だけど、見るだろう作品。コナン少年がス・キッ!
  チビの体に異様に大きい頭、大きいめがね。両足を踏ん張るようにして立ち、挑戦的に相手を
 見上げる眼差しがいい。近年屈指のヒーローですョ~ン。

★江戸木純さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス
  ●ブロークバック・マウンテン
  ●SPL 狼よ静かに死ね

  『ヒストリー~』はこのところ内面に向かっていたクローネンバーグの狂気が久々に外へと炸
 裂する傑作。
  『ブロークバック~』の去り行く相手の後姿に向けられた視線はまさには成瀬映画のそれ。ア
 ン・リーは絶対に成瀬巳喜男を意識している。
  『SPL』のクライマックスに用意されたサモ・ハンVSドニー・イェンの壮絶な死闘は間違いなく
 香港映画史に残るベスト・ファイト。これぞ香港アクションの到達点。
  他に狼男映画の好パロディ『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』、リアル版『エクソシ
 スト』=『エミリー・ローズ』、日本映画よりもまともな中村獅童が見られる『SPIRIT』、元祖よ
 り確実に笑える抱腹絶倒のミュージカル版リメイク『プロデューサーズ』も必見。

 【裏ベスト】
  ●大統領のカウント・ダウン
  ●ナイトウォッチ
  ●ククーシュカ ラップランドの妖精

  今、一番注目しなければならないのは国家事業として映画に力を入れ始めたロシア映画。アクショ
 ン、SFに作家映画と様々なジャンルで確実にレベルアップ中。最近のロシア映画には韓国映画が『シ
 ュリ』でブレイクした頃の熱気とエネルギーが漲っている。とてつもない作品が登場するのは時間の
 問題である。因みに『妖婆・死棺の呪い』のリメイクも進行中だ。

★大森さわこさん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ブロークバック・マウンテン
  ●うつせみ
  ●ヨコハマメリー

  今年のオスカーで話題の「ブロークバック・マウンテン」には、理屈では説明できない"マジッ
 ク"があった。いつの間にか、その流れに乗せられ、ラスト10分間は涙がとまらない。感情を"わ
 しづかみ"にされる作品だ。主人公ふたりの愛も切ないが、同時に人生のはかなさもうまく描かれ
 る。現在、個人的に最も好きな撮影監督のひとり、ロドリゴ・プリエト(「アモーレス・ペロス」
 「25時」「8Mile」)の撮影も美しい! 野生と繊細の同居こそが、このカメラマンの世界。ル
 ーファス・ウェインライトの曲も、しみじみきました……。
  愛の映画としてはキム・ギドク監督の最新作「うつせみ」にも魅せられた。先が読めないのが
 ギドク映画の特徴だが、今回もラストを見て、「えー!」。いや、お見事です。パワーが(外側
 ではなく)内側からこみ上げるようになったところに、ギドクのさらなる成熟を見た思い。この
 映画にもマジックがある。
  意外な拾い物は横浜にいた伝説の娼婦を追った異色ドキュメンタリー「ヨコハマメリー」。
 フェリーニ映画を思わせる高貴な白塗りのメリーさん。ストリートでアウトサイダーであること
 を貫いた女性の人生に圧倒される。メリーさんという存在自体がマジックですね。

★加藤久徳さん(映画ライター)―――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
  ●ナイト・ウォッチ
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス

  映画も山ほど観てくると、大概のものでは驚かなくなる。普段からクラシカルな映画と新しい
 感覚の映画の両方を、スクリーン上で同次元で観ていると、両方を、漠然と、客観的に捉え、比
 べることが可能になる。冷静に批評は出来ても、熱くなったり、溺れたりすることがなくなった。
 それが幸せであるか、不幸せであるかは、自分でもよく分からない……。
  さて、ベストで並べた3本は、共通項が多い。季節、お国柄に関係なく、冷え切った画面作り
 は大人向けであり、(ファンタで上映されたが、その折、上映会場のミラノ座で、日本公開に向
 けて1票を投じたホラー系の『ナイト・ウォッチ』でさえも)じっくりと考えさせる点で人生ド
 ラマの趣きあり。(数に差があるものの)人が死ぬ点でアクション映画であり、けっこう正しい
 人の殺し方を教えてくれる(クロネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』は特にそう)。
 決してハッピーな気分にはなれないが、見終わったあと、なんとも言えない余韻が残る。ひじょ
 うに重い余韻だ。熱くなれない人間にはピッタリだが、出来は素晴らしい。
  楽しさだけで語るなら、『ウォレスとグルミット』と『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ』の
 2本のアニメが気に入った。昨今、CGアニメ全盛に辟易しているが、この2本は認める。

 【裏ベスト】
  ●うつせみ
  ●SPL 狼よ静かに死ね
  ●トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男

  『うつせみ』は本来、ベスト作品に回してもいいのだが、ベストの3本と合わせるには異質過
 ぎるし、苦手な韓流ブームの流れの1本であるのも気になった。
  それでも魅力を感じるのは、宿り木のような日常を送る主人公の不思議な青年を演じる若い俳
 優(ジェヒ)が役にピッタリだから。まだ手垢の付かない無名の新人かと思ったらそうではない
 らしく、まんまと観る側の“裏”をかいたキム・ギドク監督の新たな才気にも脱帽。
  『SPL』は、お気に入りの香港映画。最近はムードアクションに転化した観のある香港アクショ
 ンだが、この作品は先祖帰り?と思えるほど、暴力表現に無茶苦茶なものがある。その無茶苦茶
 な部分に精彩を与えるのが、“燃えよデブゴン”サモ・ハン・キンポーだ。歳月は残酷で、彼は
 ついに悪役&脇役が似合うようになってしまった。いい年したヤクザのボスがマーシャルアーツ
 の名手なんて非現実的だが、サモ・ハンだから無問題。思わず涙腺が緩んだ。
  『トム・ダウド』は、R・チャールズやE・クラプトン、R・スチュワートなど、多くの有名
 ミュージシャンのレコード録音を担当してきたエンジニアの人生の軌跡を描いた正統派ドキュメ
 ンタリー。元はTV放映作品のようだが、一見の価値が高い。この人、若い頃は軍部に属して原子
 力開発に才能を発揮した、あの原爆製造の立役者の一人。映画はその部分も悪びれることなく描
 いている。そこが面白い。アメリカ人にとって原爆は、恥部ではないことがよくわかる。
  正統派だけあって作品の構成は真っ当で、関係者と本人の発言のカットバックに終始。批判の
 カケラもないが、そこはTV作品だから割引して観るべし。愉しきかな裏方人生である。

★黒田邦雄さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●プロデューサーズ
  ●レント
  ●DIG!
 
  音楽映画3本がおすすめ。
  「プロデューサーズ」「レント」は、ブロードウェイのステージの興奮をうまく映画にしてい
 る。
  「DIG!」は徹底したアンチ商業主義で破滅する人気インディ・バンドを7年間追ったドキュメ
 ンタリー映画。面白い!

 【裏ベスト】
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス

  映画にはぶっ飛ばなかったけど、ウィリアム・ハートの怪演にぶっとんだ。同じく助演のエド
 ・ハリスのキレ方もスゴイ!ベテラン男優をのせてしまったデイヴィッド・クロネンバーグ監督
 はしたたかだ。

★佐々木淳さん(フリーエディター&ライター)――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●SPL 狼よ静かに死ね
  ●闇打つ心臓

  韓流に押され気味の香港映画だけど、やはりキチっと決めてくれたときは、韓流を凌ぐオリジ
 ナリティとエンタテインメントとしての深化を見せるなぁという証明のような一作だ。『インフ
 ァナル・アフェア』シリーズ的なノワールものに渋めのサモ・ハンも悪くないなぁと思っている
 と、やはりドニー・イェンが登場してからはマーシャルアーツ中心に傾斜してきて、映画は途中、
 危ないバランス。ところがウィルソン・イップ監督の舵取りは、そのどちら側にも脱線せず、こ
 の二つをギリギリの限界点で並び立たせてフルスロットルでラストまでもっていく。
  力いっぱい振り切っているようで、余裕のなせるワザなんだろうな。結果、スター映画として、
 アクション映画として、ノワール映画として、どの視点で見ても嫉妬したくなる(普通はだいた
 いブッ壊れちゃうけど)稀有な映画になったと思う。小規模公開らしいけど、見逃さないで!

  長崎俊一監督はずっと作品を追いかけていきたい監督の一人。学生時代、8ミリ作品『ユキが
 ロックを棄てた夏』を観て感銘を受けてから、その後の作品をほとんど観ているが、常になにか
 しら心に残る。それは、この作品のタイトルにもある「闇」という言葉が鍵になっているような
 気がする。長崎作品には、どの作品でも「孤独がぽっかり口を空けているような心の闇の部分」
 が映画のどこかに棲み、支配していて、僕はその部分にひときわ強く魅せられているからだ。か
 つては「闇」そのものがテーマのようなアウトローものが多かったが、最近はさまざまなジャン
 ルの作品を撮るようになって、その「闇」は、例えば「決別の予感」や「死の気配」や「会話の
 成立しないような距離感」に形を変え、より成熟した形で各々の長崎作品のなかに棲みついてい
 たような気がする。それには琴線を揺さぶられつつ、でも、昔のようにごつごつした感触の「闇」
 そのものが剥き出しのような映画も、また観たいなあと、いつも思っていた。
  そうしたところにやってきた長崎俊一の新作。最初、タイトルを聞いてびっくりした。
  長崎自身の82年の同名映画(8ミリ、傑作!)のリメイクとわかったから。一瞬、昔のような
 面影の映画を期待した。ところが長崎監督はそんなヤワな後退はしなかった。
  多くのリメイク映画がオリジナル作品への挑戦状のようなものだとは思うが、この映画はもっ
 とあからさまに、「かつての長崎映画が、現在の長崎映画に果たし状を突き付け、それを長崎俊
 一自身が受けて立つ」真剣勝負のように思えた。そしてこれは近年の長崎映画同様に、「心の闇」
 を引き受けつつ、「より深い対話へと踏み出す」可能性の映画でもあると…。個人的には今月の
 ベスト1です。

 【裏ベスト】

  今回は、表も裏もなく、この2本です。
  ただ、偏愛という意味でいえば、キム・ギドク監督の『うつせみ』も作品の良し悪しに拘わらず、
 気になってしょうがないです。(このアンケート時点で未見なので、書けませんでしたが)

★品田雄吉さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●プロデューサーズ

  メル・ブルックスの屈折した笑いのセンスが気に入りました。
  マシュー・ブロデリックもネイサン・レインもいい。

 【裏ベスト】
  ●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

  トミー・リー・ジョーンズはたいしたものです。

★塩田時敏さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――――――――
 【表ベスト】
 ●うつせみ
 ●力道山
 ●SPL 狼よ静かに死ね
 ●ヘイズ
 ●かもめ食堂
 ●ヒストリー・オブ・バイオレンス

  キム・ギドクの作品としては温かいが、それでも抜きん出て“痛い”愛の世界「うつせみ」。
 でも、この邦題、どうよ。韓国ものは「力道山」もアツい。同じ時代を描いても「ALWAYS 
 3丁目の夕日」とは肝のすわり方が違うぞ。香港ものも巻き返してきた。香港ノワールの最良部
 分と香港カンフー・アクションの最良部分が合体した「SPL」。凄まじき重厚さだ。
  「ヘイズ」も初期「鉄男」の頃の塚本グルーヴを堪能できる。「かもめ食堂」はたきたてゴハ
 ンの味わい。そのオニギリをヘルシンキで食べるシアワセ感。必見。それと、クローネンバーグ
 もはずすわけにはいかんでしょ。

 【裏ベスト】
 ●イーオン・フラックス

  内容なんか期待しない方がいい。見るべきは100%シャ-リ-ズ・セロン。セクシーな黒髪の
 ヘアスタイルと、挑発的ボディスーツとっかえひっかえ、まるでフィギュアを愛でるような楽し
 さに尽きる。大人の萌え~なのだ。イーオン・セロンのフィギュア、出たら買うゼ。

★ジャンクハンター吉田さん(編集ライター)―――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●1位)スポンジ・ボブ/スクエアパンツ
  ●2位)力道山
  ●3位)SPL 狼よ静かに死ね
  ●4位)トム・ヤム・クン!
  ●5位)パパラッチ

  1)はCSのニコロデオン・チャンネルで放送中の脳ミソが溶ろけるほどに低偏差値イデオロギ
 ー満載な子供向けアニメの初劇場長編版。地上波で放送されていないにもかかわらず、間違いな
 くアニメを観たことがない女子中高生らに並行輸入物のグッズが何故か飛ぶように売れまくって
 いる。それなのに渋谷のシネマライズではモーニングショーのみでの上映。子供向きのアニメで
 はあるが、劇場版では大人の鑑賞にも耐えられる様に『ナイトライダー』のマイケルことデイヴ
 ィッド・ハッセルホフを本人役で登場させ、これまた日本ではCSでしか放送されていなかったパ
 メラ・アンダーソン姉御の出世作『ベイウォッチ』のパロディーをマッドな形で実現させるなど、
 全編に散りばめられた『クレヨンしんちゃん』のようなコンサバティブ皆無な内容を、ガキんち
 ょだけに独占させるのは勿体ないと思った。
  4)は後半戦に登場する敵の秘密クラブで最下階から最上階まで何十人もの敵を倒していく姿
 をカメラがワンショットで追うシーンは鳥肌モン。このシーンだけに1800円払う価値アリ。

 【裏ベスト】
  ●1位)DOOM/ドゥーム
  ●2位)ブラッドレイン
  ●3位)アローン・イン・ザ・ダーク

  全てに共通しているのがビデオゲームで人気を博した作品の映画化。かつては『スーパーマリオ』
 や『ストリートファイター』などで痛い思いをしたハリウッドが、ネタ切れ寸前で取り組んだ『バ
 イオハザード』が大ヒットしたおかげで、各映画会社が大金を出すようになり、今ではコミックの
 実写化以外にビデオゲームへまで手を伸ばしている始末。
  そんな中でも1)は一人称視点のシューティングゲームを撮影監督出身者が凝ったカメラワー
 クでゲームと同じようなスタイルに実写化したのは素晴しい。とは言っても元のゲームをプレイ
したことない人にはピンと来ないのが現状じゃないかと…。
  2)3)は『ハウス・オブ・ザ・デッド』でホラー映画界から失笑を買ってしまったウーヴェ
 ・ボル監督の1・2・パンチなゲームからの連続映画化。ボルちゃんは自身でゲーム専門の実写
 映画を請負う製作会社まで作っちゃったほどのオタク。恐らくボルちゃん以外にここまでオタク
 熱が高じて、ハイリスクな製作会社を作る奴はいないよね。2)のキャスティングは中々Bダッ
 シュ級な匂いを感じさせる役者陣を揃えたが、3)は問題児のクリスチャン・スレーターとステ
 ィーブン・ドーフ(共に額が広がりつつある仲間)といった賞味期限切れの役者をメインにして
 いるのは微妙。ちなみに3作品共に海外で作られたゲームなので、日本では一般への知名度浸透
 が限りなくゼロに等しいので、配給側の日活も苦戦すると思われる。負け戦にならないよう期待
 しているけども。

★高村英次さん(映画ライター)――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●プロデューサーズ
  ●リトル・ランナー
  ●エミリー・ローズ
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス

  ブロードウェイの粋とゴージャス・ダンス、シニカルな笑い、エログロ・ナンセンスとてんこ
 盛りの2時間強。往年のハリウッド・ミュージカルがお好みな方、めったに出会えぬご馳走で
 すゾ。もし明日で命が終わりなら、今すぐコレを!

  病気の母親のためにマラソンを走る、とはあまりに定番。でもこの少年が思春期ウズウズのエ
 ロガキで、そんなヤツが親のためにマラソンで優勝をめざす、って辺りが泣けてくる。尻尾の先
 までアンコが入ったタイ焼きみたいで、美味い!

  質的にはこれが一番で、しかもオカルトと裁判劇を合体させた点が新しい。この悪魔憑きの女
 子大生と陪審達たちこそ、愛と正義の“法令遵守者”だ。

  暴力が巻き起こす因果関係を皮肉に悲痛に描き出して、憎悪の連鎖の痛ましさを伝える。東映
 のヤクザ映画によくある図式ですが、こうじっくり描かれると重厚で哲学的な悲劇って感じにな
 りますな。

 【裏ベスト】
  ●子ぎつねヘレン

  本来人間の言うことをきかないキツネが凄~く演技してて感心。もちろんCG、アニマトロニック
 も導入、キツネも複数匹使ってるが、とっても自然。

★田中千世子さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ブロークバック・マウンテン
  ●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
  ●マクダル パイナップルパン王子
  ●ステップ!ステップ!ステップ!
  ●送還日記

  『ブロークバック・マウンテン』は男同士の<純愛>に涙がこぼれる。肉体を愛して、愛して、
 愛しぬいて、実人生以上に愛が大切にされる。これが純愛でないはずがない。
  香港の子ブタとロマンに生きた父さんブタの物語が哲学的に錯綜する『パイナップルパン王子』
 は深い。そして面白い。

 【裏ベスト】
 ●SPL 狼よ静かに死ね
 ●立喰師列伝

  『立喰師列伝』は押井守の文学的硬派饒舌が押井らしくて好きだ。

★暉峻創三さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●マクダル パイナップルパン王子

  香港映画新時代を切り拓く、渾身の力作大人向けアニメ映画。アニメとはいえ、アニメに興味
 のない人にこそ見てほしい作品。
  地元では「王家衛より難解で、周星馳より爆笑もの」と評され、有力ライバル作『2046』や
 『カンフーハッスル』を押しのけて香港電影評論学会大賞に輝いた。正確には3月封切り作品だ
 が、4月中の続映も確実なので、これを一番の推薦作に挙げさせていただく次第。

 【裏ベスト】
  ●春田花花幼稚園 マクダルとマクマグ

  これ、DVDスルーで2月に発売されたものなので本当はここで取り上げるのはルール違反なので
 すが、上記『マクダル パイナップルパン王子』の深遠な世界を理解するためにうってつけの一作
 ということで、特別に。
  謝立文、麥家碧コンビによるマクダルものアニメの原点とでも言うべき連続テレビアニメで、現
 地では97年から00年にかけて放映。子供向け連続アニメというふれこみで始まったこのテレビアニ
 メだが、子供以上に大人たちの間で心酔者が続出。作者らの映画進出につながった。
  朝日新聞社より刊行の同名絵本「春田花花幼稚園 マクダルとマクマグ」もお薦めです。
  http://opendoors.asahi.com/data/detail/7050.shtml

★永野寿彦さん(シネマ・イラストライター)―――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●THE MYTH 神話

  このジャッキー映画は、なんだかとってもお得。なにしろコレは、本気印の香港製ジャッキー
 映画というだけでなく、ジャッキーにとって初の武侠映画。刀ブン回して敵兵士をバッタバッタ
 と切り倒し、血まみれになりながらまるで剣豪ゲームのように暴れまくるその勇姿は、なんとも
 新鮮。過去と現代の時空を超えたラブ・ストーリーという設定を織り込むことで、毎度おなじみ
 の笑えるアクロバティック・アクションもアリ。活劇としての楽しさ満載の痛快作だ。

 【裏ベスト】
  ●映画ドラえもん のび太の恐竜2006

  新生スタッフによって作られたリメイク最新版は、1ページ4段8コマという印象の原作イメ
 ージに縛られ続けたこれまでの映画版とはひと味違う仕上がり。シーンごとにタッチが変わる統
 一感のない作画はチト気になるが、アニメならではの自由自在なカメラワークと動きまくりの作
 画によって、きっちりマンガ映画としてのおもしろさ。飛翔感のあるタケコプター(&故障でぐ
 るぐる回転!)ショットやのび太の心情を表現した揺れるランドセルの動画が個人的にはツボで
 した。

★西脇英夫さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
  ●力道山
  ●うつせみ
  ●ヒストリー・オブ・バイオレンス
  ●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
  ●リバティーン
  ●タイフーン TYPHOON
  ●玲玲の電影日記

  中でも「力道山」がベスト。ごたぶんにもれず、現在の韓国映画の凄さがよくわかる。「うつ
 せみ」「タイフーン TYPHOON」 3本並べると、そのバラエティの広さに、さらa@?かされる。
  「玲玲の電影日記」は、中国版の「ニュー・シネマ・パラダイス」だが、マネではなく、ちゃ
 んと独自の世界を創造しているのが立派。

 【裏ベスト】
  ●SPL 狼よ静かに死ね
  ●スティーブン・セガール 沈黙の脱獄
  ●ニュー・ワールド

  「SPL 狼よ静かに死ね」は、相変わらずの香港映画の古風さがいい。でも、なかなかにスタイ
 リッシュ。
  「スティーブン・セガール 沈黙の脱獄」のセガールは、どんどん粗製濫造になっていくのが
 いい。それにしても、本作のセガールは、人殺しを全くためらわないのがクール。
  「ニュー・ワールド」は失敗作だが、今になっても少しも変わっていない、テレンス・マリッ
 クの思い込みの、思い違いがいい。

★野村正昭さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――― 
 【表ベスト】
 ●1)かもめ食堂
 ●2)寝ずの番
 ●3)映画ドラえもん のび太の恐竜2006

  試写は殆ど見ていないので、3月~4月公開予定作リストも未見が多く、数少なく見たうち
 から以上の3本を。
  「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」ではガッカリさせられた荻上直子監督の新作1)は、
 予想以上のうれしい出来栄え。のほほんとしたリズムが独特の余韻を醸し出していて感心しま
 した。
  マキノ雅彦監督のデビュー作にして新作2)も、スタッフ、ボイスキャストともに一新した3)
 も、小生の周囲では、あまり芳しい評判ではありませんが、どちらもその野心的な冒険に未来へ
 の期待をかけて──。

 【裏ベスト】
  ●1)SPL 狼よ静かに死ね
  ●2)the EYE 2
  ●3)トム・ヤム・クン!

  表も裏も、どちらも偏愛しているので、裏ベストの意味がよく分からずキョトンとしています
 が、1)はサモ・ハン・キンポーの悪役ぶりに、2)はスー・チーの熱烈な大ファンなので、3)
 はあまりの荒削りなタッチに唖然としつつ、ひょっとしたらこの方向で作り続けていけばタイ
 映画も大化けする可能性がなくはないと考えて。

★増當竜也さん(映画評論家)―――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●春が来れば
  ●韓流シネマフェスティバル作品全般
  ●かもめ食堂
  ●THE MYTH 神話
  ●機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
  ●立喰師列伝

  この原稿を書いている段階ではまだ試写が回っていないものもあり、試写状を送ってくれない
 映画会社もあれば、マスコミ試写そのものがない映画も今は増えていますので、公開後に劇場や
 DVDで観ることも多いというのが現状です。さらに申すと、筆者の場合偏愛的であれ何であれ好
 きなものを良いものとしております。つまり裏(偏愛)ベスト=ベストなのです。
  というわけで、今現在見ている中での3月4月公開予定作品のオススメをベストに、未見なが
 らも期待大の作品を裏ベストに記しました。いきなり変則的な書き方をしてしまい、まことに申
 し訳ございません。
  直情的ではあれ、どこか隙のある韓国映画の緩さが最近妙にお気に入り。今年の韓流フェス
 (『君に捧げる初恋』も上映)もラブコメが多く、全体的に楽しめます。
  『THE MYTH』は正直残念なところも多いのですが、それでも初のジャッキー・チェンの武侠時
 代劇アクションには大いに惹かれるものがありました。
  『かもめ食堂』は、観終わって妙にアニカラをやりたくなります(観ればわかります)。
  『ZガンダムIII』は、TV版とは違うラストの心地よさ(いやらしさ?)もさながら、戦闘その
 ものを通じて人間を描出していく富野由悠季監督の演出にしびれました。
  『立喰師列伝』は周りの評価は最悪みたいですが、筆者は見事ツボにはまりました。「そういえ
 ば俺、昔は押井守の映画が好きだったんだなあ」と久々思わせてくれる、初期の『うる星やつら』
 に通じる難解ギャグ映画です。それにしても、山寺宏一の声を2時間近くずっと聞いていられる幸
 せといったら!

 【裏ベスト】
  ●超劇場版ケロロ軍曹

  期待作で強く訴えたいのはやはり『超劇場版 ケロロ軍曹』で、監督の佐藤順一は『きんぎょ
 注意報!』『夢のクレヨン王国』などずっと注目している監督で、もちろんテレビ版『ケロロ』
 も毎週欠かせない、子供から大人からヲタクまで魅了する大傑作。また『ユンカース・カム・ヒ
 ア』(同年『耳をすませば』を抑えて大藤賞受賞!)以来の佐藤監督の長編劇場用映画というこ
 とでも胸を躍らせています。今年の春はアニメ系映画が当たりかもしれませんね。

★まつかわゆま さん(シネマアナリスト)―――――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●ナイト・ウォッチ

  バンパイヤものって、各国のお国振りが出て面白いんだけれど、ロシア版はなんかえらくこね
 くっていて面白い。単純な話でも、難しくするのが得意な国なのね。むつかし化のネタには困ら
 ないだけの蓄積と葛藤があるから。

★皆川ちか さん(ライター)――――――――――――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●うつせみ
  ●かもめ食堂
  ●変態村

  「本当に大切なものがあれば、他のものすべてを無視していい」(by ねえ『ムーミン』の作者
 トーべ・ヤンソン)至言としか言いようがありません。こういう物語にずぎゅーんとくる私なので、
 そんなセレクトとなりました。この3作品は、作ってる側も物語の中の人物も、“本当に大切なも
 の”を分かっているようなんですね。美しいなー。

 【裏ベスト】
  ●春が来れば
  ●クライング・フィスト

  チェ・ミンシクが好きなので……。
  この人は“いい年こいて負け犬こいてる中年男”が、本当に似合いますね。汚れ具合が一回転
 して、美しくすら見えてくる。この人を見るたびに、福本伸行の『最強伝説黒沢』が浮かんでく
 るのです。

★みのわあつお さん(ポップ・カルチャー評論家)――――――――――――――――――――――

 【表ベスト】
  ●Vフォー・ヴェンデッタ
  ●DIG!
  ●ロンゲスト・ヤード
  ●プロデューサーズ

  別に偏愛しているわけでもないし、たかだか1ヶ月ぐらいの期間なので、表も裏も関係ないと
 思うので、気に入っている作品を………。
  『Vフォー・ヴェンデッタ』は、アラン・ムーアの原作を、非常にうまくストーリー化してい
 ると思いました。
  『DIG!』は、まさか日本公開されるとは思っていなかった。1年前からアメリカ製のDVDで楽
 しんでいます。まだ、試写へは行っていません。日本語字幕、大変だろうね。
  『ロンゲスト・ヤード』は、「SNLオールスターズ」の映画ですから。
  『プロデューサーズ』は、大傑作のオリジナルはともかく、面白くも何ともないブロードウェ
 イ・ミュージカルを、よくここまで面白くしたな、という感想。以上、順位はなし。

★宮城正樹さん(映画&音楽の批評・分析家)――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●1位)ブロークバック・マウンテン
  ●2位)力道山
  ●3位)好きだ、
  ●4位)リバティーン
  ●5位)エミリー・ローズ

  1位は世界の評論家が西部劇へのオマージュなどと論じているが、僕はむしろアメリカン・
 ニューシネマへのそれだと感じた。ピン・ポイントで言うとアカデミー賞作品賞を受賞した
 「真夜中のカーボーイ」だ。本作は「真夜中の…」の後日談まで描くような展開。20年間にわ
 たる男同士の愛の物語だが、ニューシネマ全盛期の時代をあえて避けて通るような描写にこそ
 影響度合いが感じられる。ニューシネマ大好きの僕にすれば、文句なしの1位にするしかない
 でしょ!
  2位にした「力道山」は、韓流含みの映画、バック・トゥ・ザ昭和時代、実話ものの3ポイン
 トで見られる映画だが、いずれも90%近い満足度の高いポイントで鑑賞できる。
  3位の邦画は、半ばサイレント映画の手法を使いながら、空をかなり映して天=神の視点から
 2人の愛を見つめる作りが、確信犯的だと知りつつもハマッてしまった。
  4位はシェークスピア悲劇に影響を受けた作品で、ジョニー・デップの鬼気迫る演技が恐ろし
 い。
  恐ろしいと言えば、不覚にも試写室で初めて悲鳴なるものを上げてしまった5位。本当にあっ
 た「エクソシスト」なノリで、リーガル・ホラーなる新体験ができる。

 【裏ベスト】
  ●1位)ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
  ●2位)大統領のカウント・ダウン
  ●3位)ナイスの森
  ●4位)ラストデイズ
  ●5位)ウォーターズ

  1)はディズニーの全米大ヒット作だが、動物が喋りまくるというディズニー・アニメ流儀を
 実写に持ち込み、さらに少年・少女たちを主人公に据えるというスタイルがモロ子供向きで楽し
 く、また、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』を意識したシーンなど、僕は
 親子連れ鑑賞映画の真髄を見る思いがした。
  2)はハリウッド映画を意識したロシア映画で、話のキーはモロ『ピース・メーカー』。ほか、
 『ダイハード』『エアフォース・ワン』『コン・エアー』など多彩だ。
  コミカル・オムニバスな邦画3と、実在したロック・ミュージシャンの自殺までを長回しを肝
 にして描いた4だが、作りは違うけれど、観客をもてなさない方向性で、どれだけクリエイター
 たちが好きなことをやってみるかに挑戦してみた作品だと思う。どちらも一見分かりにくい点に
 おいて共通しているが、かつて8ミリを回して喜んでいた僕なんかは、理屈抜きにこんな映画も
 無性に好きだ。
  加えて、ホストたちの女性客へのもてなしぶりを描いた邦画5だが、コンゲーム・ノリの違和
 感あるどんでん返しを用意して、こちらも、なんかズレてる感じがとてもいいね。

★宮崎祐治さん(イラストレーター)――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ニュー・ワールド


  テレンス・マリック監督独特の、説明を排除した、映像と音楽そしてモノローグで見せていく
 文体が、とにかく素晴らしい。「シン・レッド・ライン」でみせたクライマックスの戦闘シーン
 でカメラがパンして、自然描写にいってしまう「はぐらかし」も健在で、監督のやりたいことが
 さらに際立っている。コリン・ファレルにとってのニュー・ワールドから、ポカホンタスのクオ
 リアンカ・キルヒャーのニュー・ワールドに変わっていく展開も面白かった。

 【裏ベスト】
  ●リトル・イタリーの恋

  去年ニュージーランドに仕事で行った時、田舎でリトルイタリーの町に偶然めぐりあい、たま
 たまイタリア料理屋に入ると壁にニュージーランドとイタリアの地図がくっつくように描かれて
 いて不思議だった。イタリアへの望郷の気持ちが、まんま出てくるこの映画は、その時の謎も解
 けて、とてもリアルに感じられた。お気に入りの、妙に好きになる映画とはそういうものだった
 りする。

★山田宏一さん(映画評論家)――――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●マクダル パイナップルパン王子

  タイトルからはちょっと想像もつかない強烈なユーモアにあふれた変てこな香港アニメ。「春
 田花花幼稚園 マクダルとマクマグ」というマンガから生まれた人気キャラクター、子ブタのマ
 クダルのスクリーンをゆるがさんばかりの貧乏ゆすりにびっくり。イタリア映画とならんで最も
 おしゃべりでやかましい香港映画のなかでも、このアニメに出てくる母親や医者のすさまじさに
 はおどろくばかり。子ブタのマクダルがこらえきれずに貧乏ゆすりをはじめるのも納得です。し
 かし、ブラームスの子守歌からラテンミュージック(「キ・サス、キ・サス」)に至るのどかな
 美しい旋律に合わせて歌われるほのぼのとした愉快な替え歌には心がなごみます。アニメという
 ことではなくても今年いちばんの異色作になることは間違いないような気がします。
  異色作といえば、昨年の私にとっての「この1本」は日本映画の『ジーナ・K』でした。新鋭
 の藤江儀全監督による平成のフィルム・ノワールとも言うべき傑作です。俳優たちもみなすばら
 しく、なかでもストリッパーで母親役の石田えりは最高の女優賞ものでした。DVD化されるとのこ
 とで、たのしみにしています。必見。

 【裏ベスト】
  ●スティーブン・セガール 沈黙の脱獄
  ●イーオン・フラックス

 じつは2本とも試写で見そこなって不見点の選択なのですが……!!
  スティーブン・セガールの『沈黙』シリーズは肩のこらない娯楽アクションで、これまで失望
 した作品が1本もなく、ファンなので映画館で必ず見ます。前作の『スティーブン・セガール 
 沈黙の追撃』もおもしろかった。女の活劇としてはミシェル・ヨーの『シルバーホーク』がたの
 しかったので、シャーリーズ・セロンの『イーオン・フラックス』にも期待しているのですが…。
  もっとも、期待して試写を見に行った『力道山』『プロミス』などにはちょっと……男だけが
 輝いている映画はどうも「偏愛」の対象になりにくくて。
  裏ベストとかいうことにかかわりなく、今年のはじめに見たジョディ・フォスター主演の『フ
 ライトプラン』のような小粒ながらウェルメイドのサスペンス映画は文句なしにたのしめます。イ
 ギリス時代のアルフレッド・ヒッチコック監督の『バルカン超特急』への心のこもったオマージュ
 であることもうれしかった。

★横森 文さん(ライター&役者)―――――――――――――――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●エミリー・ローズ

  とにかく『エミリー・ローズ』は、リアル版エクソシストというホラー的要素と、『薮の中』
 的な真相解明シーンが重なって絶妙の面白さ。個人的には悪魔憑きに扮したジェニファー嬢が、
 あまりにもリアルに演じすぎたために印象が強すぎて、女優生命的にはヤバイような気がしてなら
 ない。心配だなぁ。

 【裏ベスト】
  ●ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

  長編アニメとしてはちょっと弱い部分もあるが、とにもかくにも歳月をかけて作りあげたその
 姿勢はすごいし、グルミットは最高に愛らしいし。ブタ鼻なウサギも良かった! しかし同じアー
 ドマンの『レックス・ザ・ラント』は、結局は映画化はされないのだろうか!? 期待して待つ!

★渡部 実さん(映画評論家/日本大学藝術学部映画学科講師)――――――――――――――――
 
 【表ベスト】
  ●ステップ!ステップ!ステップ!

  最近、見た映画では『ステップ!ステップ!ステップ!』(2005年/アメリカ/マリリン・ア
 レグロ監督)が文句なしに面白く楽しめました。これはニューヨークの小学校の子供たちが社交
 ダンスに興じる様子を身近な視点で捉えたドキュメンタリー映画。音楽に合わせて踊る少年少女
 たちはとても魅力的。特にニューヨークの公立学校にはヒスパニック系の移民の子供たちもたく
 さん通学していて、南米の音楽は彼らならではのもの。しかもその社交ダンスが地区別、学校別
 のコンテストに出場するのです。ここいらの教育的配慮はさすがアメリカと感心しました。アメ
 リカは21世紀の初頭に9・11などの悲劇的事件もあり、またアフガニスタン、イラクへの攻撃
 など必ずしも明るいイメージのない国ですが、9・11の現場となったグランド・ゼロの場所も見
 学してダンス・コンテストに挑む子どもたちの姿には明るい希望を見ました。

┣━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

◆「アマチュアとはいつか本物になりうるということであり、重要なのは何かを愛することだ」
(ロバート・フラハティ ドキュメンタリーの父)

最近この言葉を、山田宏一さんの著書『何が映画を走らせるのか?』の中に出てくる、映像民族
学者ジャン・ルーシュが引用したエピソードで知りました。ジャン・ルーシュは、来日時に「わ
たしは映画作家からみればアマチュアにすぎず、民族学者からは映画人とみなされています」と
自己紹介し、「しかしながら」ということで先のフラハティの言葉を引いたそうです。

私はキャリアを映画配給会社から始め、行き着いたのは映画記事の編集でした。両方の顔が一流
だったルーシュとは異なり、さほど映画を見ているわけでもなく、数多の本に精通したプロの編
集者ともいえない私は、まさに「君は映画の人? それとも本の人? どっちでもないよね」と言
われ続けてきました。そして今度は出版のマネゴトに突入です。しかし、アンケートにご協力を
いただいたプロの映画評論家、ライターの方々の労には、きちんと報いねばなりません。とはい
うものの義務感の前に存在しているのは、やはりこのメルマガの楽しさです。映画を見るプロに
語っていただく最近のオススメ作とオススメの理由は、プロの方々の個性と相まって私にとって
最高の快楽なのです。「重要なのは何かを愛することだ」…もちろん沢山の読者の皆様が新作映
画をチェックするときのガイドに使っていただくことこそが、私の夢、このメールマガジンが生
まれてきた理由です。                           (れがあるF)


◆世の中にはいろいろ「オトナの事情」というモノがあり、映画評に限らずすべての事柄におい
て“趣味に走る”ことがムズカシイのです。
選者の皆さんが心置きなく、なにものにも縛られず、思いっきり“趣味に走って”選んだ<裏
ベスト>。彼らの秘められた部分が垣間見えるような気がして、楽しんでおります。
読者のみなさまにも、楽しんで面白がっていただければ幸いです。     (れがあるU)

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■発行日:2006年11月30日(第4刷)
■発行者:れがある http://www.ne.jp/asahi/regard/best-urabest
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