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あなたが選ぶクリント・イーストウッドのワースト映画
~イーストウッドへ愛をこめて~

 2009年3月号の編集後記より

今回は編集しながら、ただただ「グラン・トリノ」を一刻も早く見たくなりました。読者の皆様も同じことでしょう。

しかし、私も「へそまがり」なところがありまして、もしいま、私がイーストウッド特集の記事を編集することになったら、いっそアンケート企画「私のイーストウッド ワースト映画」をやってみたい。もう長年、イーストウッドが作れば絶賛間違いなしの中、ベスト以上にワーストをあげていただく方が、イーストウッド映画への、その人の愛がより一層見えるような気もするのです。こんなバチアタリ企画に乗ってくれる媒体は皆無とわかっておりますが、読者の皆様で、もし、お遊びに乗ってくださる方がいらっしゃいましたら、下記のフォームをご利用いただきまして、下記の設問のご回答を送ってやってください。もしある程度、数がそろうようでしたら、ホームページにコーナーを設けて発表させていただくことも考えたいと思います。イーストウッド映画を愛する読者の皆様、プロのライター、編集者、映画やDVD関係の皆様、もちろん、シネグラ・メンバーの皆様(いつもの送り先に)も!


【設問1】お名前と肩書き(読者の皆様、お名前はペンネームでもオッケーであります)
【設問2】あなたのイーストウッド関連(出演、監督、もうなんでもオッケー)のワースト映画を教えてください。ワーストワンでもワースト3でも、いっそワースト10でもけっこうです。
【設問3】そのコメント。


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mixi で keetzさん からこんなコメントをいただきました。

イーストウッドのワースト映画!
オバマがブラウン英首相に送ったという「アメリカ映画ベスト25」のあまりのつまらなさ(実際はAFIに選出を依頼したとか)にくらべてなんと画期的な企画。どんな結果が出るか楽しみです。
近年の高評価が逆に災いし、さあ次来たかと減点法で待ち構えるようになってしまった世の中に違和感を感じつつあります。ほんのひと昔前までイーストウッド最良の映画とはブロンコビリー的なものだったのに。ご本人は今もかわらず軽快に撮ってらっしゃるとおもいます。


クリント・イーストウッドを愛する皆様のご回答をお待ち申し上げます。



 発表! イーストウッドのワースト映画

新着順

★とーし さん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=5889301
私にとってイーストウッドのワーストは
「バード」です。
初めから見る気が失せてしまった、多分イーストウッドで唯一の作品でした。といっても何本かは見落としています。特に最近のものは見ていないのですが、「チェンジリング」の予告をネットで見たところ、ヒッチコックへのオマージュ満載で嬉しくなりました。



★佐藤学さん
(翻訳者 ― のたまごか?)
http://www.thankyoupower.jp/
(翻訳参加)
『アルカトラズからの脱出』
(1979年、ドン・シーゲル監督)
『硫黄島からの手紙』(2006年)
『父親たちの星条旗』(2006年)
うしろの二本はフィルムで見ていませんので、大きなことは言えませんが、見終わって、「監督、これでほんとにいいの?」と思ってしまいました。シーゲル監督作品は公開時に見たのでが、当時のわたしには不可解な映画でした。いや、つまらない映画だというのではなく、あまりにも立派すぎる映画なので拒否反応が出てしまったのかもしれません。もう一度見れば、評価は変わるかもしれませんが…。


★増當竜也さん(映画文筆)
私の嫌いなイーストウッド映画は『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』といった、むしろ最近の傑作の誉れ高い映画たちです。人が生きていくうえでの贖罪を描く云々といった志の高さなどはよくわかりますが、私はあえてそんなものを映画で接したいとは思いません。現実だけで結構です。
その意味では
『白い肌の異常な夜』『恐怖のメロディ』といった虐待映画も好きにはなれません。イーストウッドはどこか女性に対してマゾ的というか、それを楽しんでいるかのような倒錯的要素を表に出すことがままあります。またつい最近まで、自分の裸をみせびらかす癖もありましたが、なぜ?
『荒野のストレンジャー』も今では評価する人もいますが、私はまだ演出がこなれていない映画という印象から逸脱できません。『ペイルライダー』にしても、その『荒野のストレンジャー』もどきといったクライマックスの戦いには、ちょっと失望しました。
単純に出来がイマイチだったという点では、
『シノーラ』『ファイアーフォックス』『ルーキー』あたりでしょうか。逆に『アイガー・サンクション』は、出来はともかく風景や音楽の妙などで好きな作品です。『シティヒート』も微笑ましい失敗作ではないかと。
『ダーティハリー』シリーズも個人的に好みかと問われたら、まあ別に……ってな感じで、むしろ『マンハッタン無宿』のほうが彼の資質が出ているような気がします。

批判ばかりではナンなので、好きな作品も挙げますと、
セルジオ・レオーネのマカロニ3部作はもちろんのこと、『真昼の死闘』と『アウトロー』、『許されざる者』も好きな作品ですが、これを観たとき、もう西部劇は完全に終わるなと、さびしい気も地にもなったのも事実です。
戦争映画では
『戦略大作戦』『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』『硫黄島からの手紙』『ダーティファイター』のようなコメディ、そして『センチメンタル・アドベンチャー』『パーフェクトワールド』といった世代を超えた男同士の交流にもぐっとくるものはあります。現代アクションなら『ガントレット』でしょうか。イーストウッド映画の音楽の良さ、その基礎を築いたのはジェリー・フィールデイングだと、勝手ながらも個人的に信じています。
『グラン・トリノ』は、そういった彼の長短が全て魅力として昇華されています。だからこそ、これは彼の集大成として讃えられるのです。


★「談singシネマ」マスター
http://www.dan-sing-cinema.com/
新宿ゴールデン街で映画の話のできる店をやっとります。
出演者として。ワースト3本。
●1位 
アルカトラズからの脱出(1979)
⇒ドンシーゲルとあろうものが、意外と淡泊。実話というのでアレンジはできなかったろうがたいした話じゃなかった。
●2位 
許されざる者(1992)
⇒あまり記憶に残ってないのだが、Gハックマンとか出てるわりにはだらだらと決まらない話がつづくので飽きてしまった。全体に散漫な印象でかつ長過ぎる。
それと映像が暗くて見にくかった印象がある。
●3位 
マジソン郡の橋(1995)
⇒本当につまらなかった。あんな話は実はたくさんあって通俗的すぎて、こんな話に熱をあげるイーストウッドがわからない。
美男美女じゃないところもひっかかる。
ある人から、これ本当の話なんでしょと聞かれてタダの文学さと答えました。
以上ワースト作品3本。


★タナカケイイチさん(読者。いつも楽しく読ませていただいています)
1.
シティ・ヒート
2.
ダーティ・ハリー5
3.
ダーティ・ハリー4
思えば今のように神格化されるまえの80年代初頭まで、イーストウッドにはもっと普通に好き/嫌いが居て(今のように強烈な信者とアンチではなく)、お気楽に弛緩した、良い意味で退屈な映画も作っていました。それらの代表である
『ダーティ・ファイター』や『ブロンコ・ビリー』はいままでもこれからもイーストウッド祭りのラインアップの常連でしょう。そんな視点で、ラインアップから漏れ続けるだろう三本を選びました。(半魚人やその周辺の初期作はまったく観ていないので対象外です)
『シティヒート』のどこが面白くなかったかというのは、もはやわかりません。そのために観なおすこともないでしょうし。おそらく、2大スターの夢の共演!というワンアイディアそのものの食い合わせと、両スターへの妙な配慮がつまらない映画にしてしまったのだと思います。
ハリー4は、キメ台詞も有名な人気作かもしれませんが、ラストの妙にぬるい(ソンドラ・ロックびいきの)顛末が、公私ともにそろそろ飽きて来たソンドラ・ロックへの餞別のようで、高校時代にすごく違和感を感じたことを憶えています。
ハリー5のベストキャストは爆弾を積んだラジコン・カーでしょう。それくらいしか憶えていません。

楽しい企画、みなさんの結果を楽しみにしています。こういう企画の柔軟性はシネマグランプリならではですね。これからもよろしくお願いいたします。


★宮城正樹さん(映画&音楽分析評論家)
「チェンジリング」
イーストウッド監督作品を、ミステリー的な関連作としてみた場合のことを考えてみました。なぜなら、自分で言うのも何なのですが、僕は映画と同じくらいにミステリー(小説)を愛しているからです。
イーストウッドのミステリー・タッチの作品はこれまで数多く監督されてきました。広義のミステリー的には、山岳アクション「アイガー・サンクション」('75)や「俺たちに明日はない」('67)的な、撃ち込まれた銃弾数はどちらが多いか、な「ガントレット」('77)、山岳とは正反対とも言えるスカイ・アクション「ファイヤーフォックス」('82)とかがありました。さらに「デッドマン・ウォーキング」('95)に刺激を受けたかもしれない「トゥルー・クライム」('99)のご都合主義的な甘さや、「目撃」('97)の偶発性など。
でも、これらの作品の甘さは、あくまで完成型への過渡的な提示であり、挑戦作だと思います。ファンタジー・ミステリーの「真夜中のサバナ」('97)についても同様でしょう。「パーフェクト・ワールド」('93)も許せる範囲です。
ちなみに彼のミステリー小説原作ものでは、ハードボイルド「ブラッド・ワーク」(2002)やサスペンス「ミスティック・リバー」(2003)などは、全くミステリー的な破綻はありません。デビュー作の「恐怖のメロディ」などは、アルフレッド・ヒッチコック監督を脅かすような巻き込まれ型のサスペンス・ノリがありました。
でもって、僕がミステリー的にワーストとする作品は「チェンジリング」であります。女性映画としては映画史に残る傑作ではありますが、ミステリー的視点は最悪の出来なのです。アンチ・ミステリーな作品とも言えるでしょう。
何の論理的な証拠もなく、「おまえが悪い」な押し付け系は、ある意味ではドラマ作品的には、有効に機能する部分ではあるかもしれません。アカデミー作品賞を受賞した「カッコーの巣の上で」('75)などを思い出させるシーンなども、この論理なき押し付け場面となっています。
加えて血液型とかを照合すれば、ヒロインの子供かどうかはすぐに分かります。血液型判定は、舞台となる1928年には既に導入されています。例えば、東野圭吾の直木賞受賞作の原作映画「容疑者Xの献身」(2008)では、死体すり替えがあるのですが、この21世紀の今になってさえ、死体の血液型を照合すれば、すぐに問題は解決するはずでしょう。血液型、DNA鑑定の無視ぶりは目に余る今日この頃です。
付け加えれば伏線の甘さです。後半で突然のように犯人側のシーンがモンタージュされるのですが、これはミステリー的にはアンフェアーですよ。やるなら、最初からヒロイン・サイドと犯人サイドをカットバックするべきでしょう。
「何が見つかりました?」の問いかけに「希望です」と答えるアンジェリーナ・ジョリーは、とてつもなくステキですが、以上のような要因により「チェンジリング」をミステリー的な意味で個人的にワーストとします。ちなみに、まだ「グラン・トリノ」は観れていない現状ですが、観ればひょっとしたら「グラン」が、ミステリー的に最低作になるかもしれませんが…。


★maru4415さん
(オヤジ)
「ピンクキャデラック」

イーストウッド映画の中で唯一1回のみそれもビデオでしか鑑賞していない。勿論内容も覚えていない。
「ダーティハリー5」
何回か鑑賞しているが、いつも犯人が誰だったか覚えていない。
「シノーラ」
イーストウッド唯一の駄作ウエスタン。



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